PSPで『タイムクライシス』をジャイロ照準に。「remotejoy-minus v1.6.0」がGunConモード追加

PSPで『タイムクライシス』をジャイロ照準に。「remotejoy-minus v1.6.0」がGunConモード追加

PSPを外部コントローラーで操作できるようにするプロジェクト「remotejoy-minus」の最新版となるv1.6.0が、2026年9月29日に公開されました。

今回のアップデートでは、Raspberry Pi Pico 2 W向けファームウェアに新たに「GunCon mode」が追加。ジャイロを利用した照準操作により、PSPのPOPS上で動作するGunCon対応PlayStationタイトルをプレイできるようになっています。

開発者による動作確認が行われているのは、『タイムクライシス』と『Resident Evil Survivor(バイオハザード ガンサバイバー)』の2タイトル。ブラウン管テレビと光線銃が前提だったゲームを、PSPと現代的なコントローラーを組み合わせて遊ぶという、なかなかユニークな機能になっています。

●remotejoy-minus v1.6.0 Release
https://github.com/SourceK78/remotejoy-minus/releases/tag/v1.6.0

●remotejoy-minus GitHub
https://github.com/SourceK78/remotejoy-minus

『タイムクライシス』などをジャイロで照準

v1.6.0で追加された「GunCon mode」は、GunCon対応タイトル向けの照準入力をジャイロによって行えるようにする機能です。

設定メニューから「GunCon mode」を有効にすることで利用でき、使用しているモニターのサイズに合わせて感度を調整することも可能です。開発者によると、ファームウェア自体はGunCon対応タイトル全般への対応を想定して設計されています。

ただし、現時点で実際に動作確認済みとして挙げられているのは、『Resident Evil Survivor(バイオハザード ガンサバイバー)』と『タイムクライシス』の2作品のみです。そのため、すべてのGunCon対応ゲームで問題なく利用できることが保証されているわけではありません。

GunCon実機をPSPにつなぐ機能ではない

ここで注意しておきたいのが、今回の「GunCon mode」は、初代PlayStation向け周辺機器のGunConそのものをPSPに接続できるようにする機能ではないという点です。

Raspberry Pi Pico 2 W向けのremotejoy-minusファームウェアを介してジャイロ入力を取得し、それをGunCon対応ゲーム向けの照準操作として扱う仕組みです。

ちなみにRaspberry Pi Pico 2 W自体にジャイロセンサーが内蔵されているわけではありません。remotejoy-minusのPico 2 W版では、DualSenseやDUALSHOCK 4など複数のBluetoothコントローラーに対応しており、Pico 2 Wはそれらの入力をPSPへ送る役割を担っています。

remotejoy-minusとは?

「remotejoy-minus」は、PSP向けツールとして知られるRemoteJoyから映像キャプチャー機能を省き、外部コントローラーからの入力に特化させたプロジェクトです。

RP2040-ZeroまたはRaspberry Pi Pico 2 WとPSPを組み合わせて利用する仕組みで、Pico 2 W版ではBluetoothコントローラーを接続可能。PSP-2000/3000が備えている外部映像出力と組み合わせれば、PCを使用せず、テレビに映像を出しながら外部コントローラーでPSPを操作するといった使い方も想定されています。

PSP側では「remotejoy-minus.prx」を導入して有効化する必要があるため、基本的にはCFWを導入したPSPを対象とした非公式Homebrew環境向けのツールとなります。

Pico 2 W版ではBluetoothコントローラーのペアリングやボタンマッピングなどをWebブラウザーから設定できるほか、設定内容の保存にも対応しています。

Bluetooth機能もBluepad32からJoypad-OSへ変更

GunCon mode以外にも、v1.6.0ではPico 2 W版のBluetoothコントローラー接続部分がBluepad32から「Joypad-OS」へ変更されています。

これにより、従来必要だったDualShock 3モードへの切り替えが不要になったとのこと。Pico 2 Wを利用している場合は、最新版のファームウェア「remotejoy_minus_pico2w.uf2」だけではなく、PSP側のプラグイン「remotejoy-minus.prx」についても更新が必要です。

また、有線のPS1/PS2コントローラーを使用するRP2040-Zero版については、ポーリング間隔が従来の20msから10msへ短縮されています。こちらはファームウェアのみの更新で利用可能です。

ブラウン管テレビの走査線を利用する昔ながらの光線銃は、現在主流の液晶テレビではそのまま使用できないものが少なくありません。

今回追加されたGunCon modeは本物のGunConを再現するものではないものの、『タイムクライシス』のようなガンシューティングを現代的な環境で遊ぶための、新たな選択肢のひとつになりそうです。

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