2画面Android携帯機向け『Argosy Launcher 2.17 Beta 3』公開。ゲーム中にクイックステート・実績・マニュアルを呼び出せる

2画面Android携帯機向け『Argosy Launcher 2.17 Beta 3』公開。ゲーム中にクイックステート・実績・マニュアルを呼び出せる

Android向けゲームランチャー「Argosy Launcher」の最新ベータ版となる「v2.17.0 Beta 3」が、2026年9月24日に公開されました。

今回のアップデートでは、二画面を備えたAndroid携帯ゲーム機や外部モニターを接続した環境を意識したUIが大幅に強化。ゲーム中の第2画面にセッション情報やクイックステート、RetroAchievementsの実績、ゲームマニュアル、攻略情報などを表示できるようになっています。

●Argosy Launcher v2.17.0 Beta 3
https://github.com/rommapp/argosy-launcher/releases/tag/v2.17.0-beta.3

第2画面の「Presentation View」を大幅刷新

v2.17.0 Beta 3では、第2画面で利用する「Presentation View」が再設計され、「Cinematic」「Journal」「Logo」という3種類のレイアウトが追加されました。

さらに、ゲームクリア時のロゴ表示や、画面に表示するシェード、カバーアート、統計情報などを調整できる設定も追加。単純にゲーム画像を表示するだけではなく、プレイ中の情報をまとめて確認するためのサブディスプレイとして、第2画面を活用できる方向へ機能が拡張されています。

最近では二画面を備えたAndroidゲーム機も登場していますが、第2画面をゲームプレイ中にどう利用するかは機種やソフトによって大きく異なります。Argosy Launcherではランチャー側から情報表示用ディスプレイとして活用できるため、対応ゲームそのものが二画面に対応していなくても利用できる点が特徴といえそうです。

ゲーム中のメニューを「Side Rail」方式に変更

ゲームプレイ中に利用できるDashboardも大きく変更され、画面横から呼び出す「Side Rail」形式に再構成されました。

ここから現在のプレイセッションを確認できるほか、最近作成したクイックステート、RetroAchievementsの実績、ゲームマニュアル、Walkthrough(攻略情報)などへ直接アクセスできます。最近のクイックステートについては一覧からタップするだけでロードできるため、ゲームを終了して別のメニューを開く必要もありません。

エミュレーターごとに異なるメニューを操作するのではなく、Argosy側からプレイに関する情報へまとめてアクセスできる仕組みになっているのがポイントです。

マニュアルは見開き表示やピンチズームにも対応

ゲームマニュアルの表示機能も強化されました。

今回から2ページを並べた見開き表示に対応したほか、スワイプによるページ送りやピンチ操作による拡大・縮小も利用可能になっています。また、一度開いたマニュアルはキャッシュされるようになり、再度開く際の利便性も改善されています。

Walkthroughについても、文章を長押ししてハイライトしたり、ブックマークの色を変更したりできる機能が追加されています。攻略本や説明書を横に置いてゲームを遊ぶような感覚を、二画面携帯機の中だけで完結させられる仕組みといえます。

「Swap Screens」で2画面を入れ替え可能に

二画面環境向けとして、新たにアプリバーへ「Swap Screens」ボタンも追加されました。これにより、それぞれのディスプレイに表示している内容を切り替えることができます。

外部モニターを接続した際の挙動についても改善されており、各画面に割り当てた役割を維持したまま利用できるようになりました。一度モニターを外して再接続した場合にもレイアウトが記憶されます。

ゲームを外部モニター側で動かしている場合には、携帯機本体のメイン画面にHomeを残す仕組みも導入。外部ディスプレイと本体ディスプレイを組み合わせた運用が、これまで以上に意識されたアップデートとなっています。

Argosy Launcherとは?

Argosy Launcherは、レトロゲーム向けに設計されたAndroid用のゲームランチャーです。タッチ操作ではなくゲームパッドによる操作を重視しており、Anbernic、Retroid Pocket、AYN OdinシリーズなどのAndroid携帯ゲーム機を主な対象としています。

セルフホスト型ゲームライブラリ管理ソフト「RomM」と統合でき、RomMサーバーに登録したゲームライブラリの同期、ROMやBIOSファイルのダウンロード、セーブデータ同期、RetroAchievements情報の表示などに対応しています。RetroArchをはじめ、PPSSPP、DuckStation、Dolphin、melonDS、Flycastなど複数のエミュレーターをランチャーから起動することも可能です。

なお、Argosy Launcherを利用するためにRomMサーバーが必須というわけではありません。初期設定ではRomMへの接続をスキップしてローカル環境のみで利用することも可能で、RomMはライブラリ同期やセーブ同期などの追加機能を利用する場合に使用します。

二画面Android携帯機との組み合わせが面白くなりそう

今回のアップデートで特に興味深いのは、第2画面を単なる追加ディスプレイとしてではなく、「プレイを補助する情報画面」として積極的に活用しようとしている点です。

クイックステート、実績、マニュアル、攻略情報といったゲーム中に確認したくなる情報を別画面へまとめられるため、二画面を備えたAndroid携帯ゲーム機との相性はかなり良さそうです。外部モニター接続時の画面管理も改善されており、携帯機本体をサブディスプレイとして利用するといった使い方にも向いています。

一方で、今回公開されたv2.17.0 Beta 3は正式版ではなく「Pre-release」として提供されているベータ版です。公式READMEでも、ベータ版については動作が不安定になったり、互換性を損なう変更が含まれたりする可能性があると説明されています。導入する場合はこの点を理解したうえで試したほうがよさそうです。

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