セガのアーケード基板「System C/System C2」をAnalogue Pocketで再現する、新たなopenFPGAコアが公開されました。
●Sega System C/C2 for Analogue Pocket公式GitHub
https://github.com/finner/openFPGA-SEGASYSC?utm_source=chatgpt.com
現在は初期のプレイアブル版という位置付けですが、『タントアール』や『イチダントアール』『ブロクシード』について、Analogue Pocket実機上での動作が確認されています。
メガドライブをベースにしたアーケード基板を再現
System C/System C2は、メガドライブと共通点の多いハードウェア構成を採用したセガのアーケード基板です。
メガドライブと同系統のVDPやYM3438 FM音源を採用する一方で、アーケード向けの入出力機能や外部パレット回路を搭載。メインCPUの68000は約8.95MHzで動作し、メガドライブより高いクロック周波数が設定されています。
また、System C2では、サンプリング音声を再生するためのμPD7759も追加されていました。
今回公開されたopenFPGAコアは、既存のメガドライブ向けFPGA実装をベースに、System C/C2固有のメモリーマップ、入出力、パレット、プロテクションなどを追加したものです。
『タントアール』『イチダントアール』が実機で動作
公式GitHubによると、現在Analogue Pocket上での動作が確認されているのは、以下の3タイトルです。
- 『ブロクシード』ワールド版
- 『タントアール』日本版
- 『イチダントアール』ワールド版
『タントアール』と『イチダントアール』は、短いミニゲームへ次々に挑戦していく、セガを代表するパーティーゲームです。
どちらもメガドライブやセガサターンなどに移植されていますが、今回のコアでは家庭用移植版ではなく、System C2基板で動作していたアーケード版をAnalogue Pocket上で再現します。
現段階ではSystem C/C2のメモリーマップや入出力、68000、外部パレット、FM音源、PSG音源などが動作しています。タイトルごとに異なるプロテクションについても、『ブロクシード』『タントアール』『イチダントアール』向けの処理が実装されています。
『コラムス』などにも対応
動作確認済みの3タイトルに加えて、現在のコアには以下のゲームセットを利用するための設定やROM変換用プリセットも用意されています。
- 『コラムス』ワールド版/北米版/日本版
- 『タントアール』の一部ブートレグ版
- 『イチダントアール』のブートレグ版
- 『サンダーフォースAC』のブートレグ版
- 『SegaSonic Bros.』
- 『OOPArts』
- 『Head On Channel』
一部の体感ゲームやキッズ向け筐体にも対応するための設定が含まれていますが、特殊な入力装置を使用する作品については、操作部分の追加対応が必要になる可能性があります。
また、公式版の『サンダーフォースAC』をはじめ、『コラムスII』『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』『ボレンチ』『リビット!』『スタックコラムス』などは、タイトル固有のプロテクション処理が未実装です。これらについては、今後対応する予定のタイトルとして挙げられています。
現時点ではサンプリング音声が鳴らない
本コアはまだ初期のプレイアブル版であり、一部の機能は完成していません。
FM音源とPSG音源によるサウンドは動作していますが、System C2で使用されていたμPD7759によるサンプリング音声の再生は未実装です。ROMファイル内にはサンプリングデータも格納されるものの、現在は実際の音声として再生されません。
そのため、『タントアール』や『イチダントアール』などをプレイした場合、BGMは流れても、一部の効果音やボイスが鳴らない可能性があります。
今後は、以下の機能が追加される予定です。
- 対応タイトルとプロテクションIDの追加
- μPD7759によるサンプリング音声の再生
- DIPスイッチとサービスメニューの改善
導入にはROMデータの変換が必要
コアのデータはGitHubで公開されていますが、ゲームのROMデータは含まれていません。
利用する場合は、所有するMAME用ROMセットを用意し、GitHubに収録されているPythonスクリプトを使用して、Analogue Pocket向けの「.c2」ファイルへ変換する必要があります。
操作は方向キーとA/B/Cボタンに割り当てられ、Startボタンが1Pスタート、Selectボタンがコイン投入として機能します。
まだすべてのSystem C/C2作品が動くわけではありませんが、『タントアール』や『イチダントアール』のアーケード版を携帯機で遊べるようになった点は大きな魅力です。
『ぷよぷよ』シリーズや『サンダーフォースAC』などへの対応も予定されており、今後のアップデートが楽しみなopenFPGAコアとなりそうです。
via.Reddit















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