少し前に、4年ほど使用してきたMiSTer FPGA用のケースをリプレイスしました。さすがに4年も使ってくると少々へたれて来ているように見えたことに加えてえ、新しいケースも試してみたかったからです。
ということで今回入手したのが、RetroCastleで販売されているケースです。こちらは通常のIOボードは使えず専用のモノを使用する必要があるということで、そちらも合わせて購入しています。
ちなみにIOボードはVGAとセガサターンの出力の2種類が選べるようになっていましたが、今回はクリアブルーのケースを購入しており、そちらに似合いそうという理由から白いセガサターンの映像出力が付いた方を選択しています。
また、合わせてボタンやファン、ネジなどがセットになった「Mister fpga-USBブリッジ & アセンブリキット」とゴム足も一緒に注文しておきました。
●Mster fpga ioボード,サターンバージョン 1万5332円
●Mister fpga-USBブリッジ & アセンブリキット 1015円
●Rubber Feet Kit NO.1 225円
外側のケースとIOボードを別のものに取り替えるだけなので、細かい手順は省略しますが、もうひとつこれまでのケースと異なっている点がUSBハブも使えないということです。こちらは新しくかったIOボードに吸収されたような形になります。
そのため、これまでIOボードとUSBハブでDE10-nanoボードをサンドイッチしていた形だったのが、DE10-nanoボードの上にIOボードが乗っただけのシンプルな構成になり、その分本体の背の高さも低くなっています。
ちなみに、今回選んだIOボードはシングルRAMですが、DUAL RAMにしなかったのは、今のところそれを活用するようなコアはほとんどなく、今後も出てこなそうというのが理由です。ま、必要になったらそのときにまた考えればいいといった感じですね!
今回のケースとIOボードを使ううえで、もうひとつ異なっているのが電源回りです。RetrcoCastleのケースとIOボードの特徴は、電源ボタンが付いているところ。従来までは、DE10-nanoぼーどに付属していたアダプターをさすことで電源を供給していましたが、そちらは不要になりました。
そのかわり、別途USB Type-Cケーブルとアダプターを用意する必要があります。このアダプターですが、PDなどに対応したものは使うことができず、5vのものを選ぶ必要があります。そこで今回は日本のアマゾンで下記のUSBアダプターとType-Cケーブルを購入しています。
Type-Cケーブルのほうはマグネット式になっており、ケーブル自体も柔らかく取り回しもいいのでかなりオススメです。
●3in1マグネット磁気充電ケーブル 1190円
●エレコム USB充電器 USB コンセント 合計12W (5V/2.4A) 2ポート 1199円
必要最低限な機能にアクセスしやすい!
USBハブは使えませんが、この組み合わせでも通常のUSB Type-Aポートは4つ使用することができます。これにより、Wi-FIなどのアダプターや優先のコントローラー、キーボードなども接続することでき、必要十分といえるでしょう。
もうひとつ用意されているUSB Type-Aのポートは、オリジナルのコントローラーを接続するためのSNACアダプターを接続するためのものです。ちなみに今回は購入していませんが、RetroCastleのケースでのみ使用できるPlayStation用のSNACアダプターも別途販売されています。
このケースでは、通常のDE10-nanoのアダプターは使わず、IOボード経由で電源を送り込むような流れになっています。その理由が、白いボタンを押すことで電源が入るようにしているためです。
これまでアダプターをさした瞬間にMiSTer FPGAが立ち上がっていましたが、ボタンを押して起動できるほうが精神的に安心できますね!?
見た目はいいけど、使い勝手的にはどうなの? と少々疑問に思っていたときもありましたが、実際に使用してみるとかなりよく考えて作られているのがわかり感心させられました。今回購入したケースはアクリル板を削り出したもののため、傷が付きやすいなどの欠点もありそうですが、同じラインナップにアルミニウム合金ケースも用意されているので、そちらを検討してみるのもいいでしょう。