発売されなかった幻のゲーム機として、CD-ROMドライブを搭載したソニー製のスーパーファミコン『プレイステーション』があります。2年ほど前にオークションに出品されたときは、36万ドル(約4700万円)でPets.comの創設者であるGreg McLemore氏に落札され大きな話題を呼びました。そのニュースに限らず、スーパーファミコンのCD-ROMドライブといえば、ソニーの『プレイステーション』のことをイメージする人が多いのではないでしょうか?
いろいろと調べていくと、実際はそちらよりもフィリップス社とのほうがメインとなるのですが、かなりネストが深い話で調査に時間が掛かってしまいそうなため、今回はファミ通に掲載されていたプレイステーションじゃない方の『スーパーファミコンCD-ROMアダプタ』の予想図をご紹介したいと思います。
まずは、ファミ通167号に掲載されたものから。デザイン的には本体のスタイルに合わせた無難なものを予想図として掲載していました。
基本的にはこの路線なのですが、微妙に違うイラストが異なる号にも掲載されています。下は、それより数号前のファミ通159号に珪砂入れていたバージョン。本体と比較して、ずいぶんカラフルな感じになっていますね!?
さらに、ファミ通164号ではスペックも合わせて掲載されていました。
ちなみに、これらと合わせてすでにソニーとではなくフィリップスとの提供を発表した後の『プレイステーション』の予想図(オークションのプロトタイプとはまったく異なるデザイン)も掲載されていましたが、そちらはまた別の機会にご紹介していきたいと思います。