N64版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』には初期ロットと後期ロットで音楽に違いがある?

1998年11月21日に、NINTENDO64向けに発売されたアクションRPG『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。全部で3つのバージョンが存在し、それぞれ背面に刻印されている英数字で確認することができます。

・Ver.1.0・・・・・・##(二桁の数字)
・Ver.1.1・・・・・・##A(二桁の数字とA)
・Ver.1.2・・・・・・##B(二桁の数字とA)

N64版『ゼルダの伝説 時のオカリナ』には初期ロットと後期ロットで音楽に違いがある?

これらのバージョンの違いですが、特にVer.1.2では「炎の神殿」に流れるBGMにアレンジが加えられて変更されています。どうやらコーランの音源を使用したか、あるいは似ているというのが理由のようですが、詳細は明らかではありません。というわけで、手元にあったのが後期ロットのVer.1.2だったため、別途中古で初期ロットのVer.1.0を購入してきました。

幸いセーブデータが残っていたため、そちらを利用して楽曲の違いを調査してみることに。とりあえず初期ロットのほうでゲームを進めて「炎の神殿」まで移動。そこでセーブをしておきます。

同カートリッジから、『N64ダンパー』のセーブデータ吸い出し&書き出しツールを利用してデータをコピーします。

吸い出しは、カセットを『N64ダンパー』にセットしてPCに接続した状態で、「n64_sram.exe」をクリックすることで、セーブデータを吸い出すことができます。吸い出したふたつのセーブデータファイルを、同じく「n64_sram.exe」にドラッグ&ドロップすることで上書きできます。これでVer.1.0のカセットのセーブデータをVer.1.2のカセットにコピーすることができました。

というわけで、聞き比べてみたものの、正直いってBGMがあまり大きくないため気にするようなレベルのものではないのかも・・・・・・・? といった印象でした。コレクションとしてそれぞれのバージョンを集めるというのはいいかもしれませんね!

text.レトロゲームライター 高島おしゃむ

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。