Android版『DuckStation』が10月31日に更新! PS1のディスク交換や映像エフェクトを改善

Android版『DuckStation』が10月31日に更新! PS1のディスク交換や映像エフェクトを改善

初代PlayStation(PS1)向けエミュレーター『DuckStation』のAndroidベータ版が、2026年10月31日に更新されました。今回のアップデートでは、エミュレーター本体の性能や互換性に関する修正に加えて、ディスク交換時の操作性向上やメモリーカードの安全性チェックの強化、映像表示に関する新機能の追加などが行われています。

Android版『DuckStation』は、10月11日にユーザーインターフェース(UI)を全面刷新したアルファ版が公開されており、その後も短い間隔で改良が続けられています。今回の更新は、その新しいAndroid版をさらに使いやすくするためのアップデートとなっています。

●『DuckStation』Android Beta公式配布ページ
https://downloads.duckstation.org/android-testing/

●『DuckStation』公式サイト
https://duckstation.org/

ディスク交換時の操作性を改善!メモリーカードの安全性も強化

今回のアップデートで注目したいのが、ディスク交換機能の改善です。

『DuckStation』では、複数枚のディスクで構成されたPS1のゲームをプレイする際に、エミュレーター上でディスクを交換することができます。10月31日の更新では、この操作に関するアイコンの追加や、ディスクの追加・取り外しに関する操作が改善されました。

また、メモリーカードの安全性チェックも強化されています。PS1のゲームでは、メモリーカードに記録されたセーブデータが重要になるため、こうしたデータの取り扱いに関する改良も見逃せないポイントです。

このほか、PS1用の実行ファイルである「ps-exe」を使用した際に、セーブステートを正常に読み込めない問題も修正されています。

映像エフェクトや画面表示に関する機能も追加

グラフィック関連では、内部ポストプロセスやサブフレーム、カスタムボーダーを利用したオーバーレイ機能が追加されました。

ポストプロセスとは、ゲームの映像が描画された後に追加の画像処理を行う仕組みのことです。『DuckStation』では、従来からシェーダーなどを利用して映像の見た目を調整することができますが、今回の更新によって、表示に関する設定がさらに拡充されています。

また、ポストプロセス関連のエフェクトを検索する機能も追加されました。複数のエフェクトから目的のものを探す際に、利用しやすくなっています。

音声関連では、効果音(SFX)の音量を調整する機能も追加されました。

エミュレーターのコア部分についても最新版への更新が行われており、性能やゲームの互換性に関する修正が含まれています。さらに、新しいチート形式への対応や、ゲーム起動中のチート・実績機能の処理タイミングを調整する変更なども行われています。

Android版は10月11日から全面刷新!新しいUIや便利な機能を搭載

今回更新されたAndroidベータ版は、2026年10月11日に最初のアルファ版が公開された、全面刷新版の『DuckStation』です。

新しいAndroid版では、GoogleのUI開発ツールである「Jetpack Compose」を使用してアプリが作り直され、デスクトップ版に近い機能や操作性を備えるようになりました。

具体的には、ゲーム一覧や設定画面などのUIが刷新されたほか、タッチスクリーン用コントローラーの柔軟なカスタマイズ、データ保存先の変更、19言語へのローカライズなどに対応しています。

また、ゲームの進行状況を過去に戻せる巻き戻し機能には、スクリーンショット付きのタイムライン表示が用意されています。さらに、カジュアルモードに限り、インターネットに接続していない状態でも実績の進行状況を記録できる機能も備えています。

ただし、これらは10月31日の更新で新たに追加されたものではなく、全面刷新版で導入された機能です。今回のアップデートは、こうした機能を備えた新しいAndroid版に対して、細かな改善や修正を積み重ねる内容となっています。

導入にはAndroid 7以上が必要!旧版からの移行には注意

現在公開されているAndroidベータ版を利用するには、Android 7以降を搭載した端末が必要です。従来のAndroid 6以降という条件から、対応するOSのバージョンが引き上げられています。

また、公式サイトでは、旧版からの移行に関する注意点も案内されています。

新しいベータ版では、従来のアプリ設定を自動的に引き継ぐ機能がまだ実装されていません。そのため、アップデート後は各種設定を改めて行う必要があります。

一方、ゲームのセーブデータやメモリーカード、BIOSファイルについては、引き続き利用できると説明されています。ただし、公式ではインストール前にデータ転送ツールを使用してバックアップを取ることを推奨しています。

なお、今回のベータ版APKはGoogle Play版と同じ署名キーが使用されているため、基本的には従来のアプリをアンインストールせずに導入できる仕組みです。ただし、ベータ版という性質上、まだ不具合が残っている可能性もあります。

今回の更新は大規模な新機能の追加というよりも、ディスク交換や映像表示、データの取り扱いなど、日常的な使い勝手を着実に改善する内容となっています。

Android端末でPS1のゲームを楽しんでいる人にとっては、今後のアップデートも注目しておきたいところです。なお、今回の更新内容がGoogle Playで配布されている通常版にも反映されているとは限らないため、導入する際は公式のベータ配布ページで内容を確認するようにしましょう。

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