PlayStation向けのHomebrew(自作ソフト)などを配布しているBrewologyは2026年10月31日、ブラウザーで利用できる新ツール『Packaging Workbench』を公開しました。PSP向けの「EBOOT.PBP」に含まれるアイコンを差し替えたり、PS Vita向けの「VPK」ファイルの中身を調べたりといった作業を、専用ソフトをインストールせずに行えるのが特徴です。
本ツールは、Brewologyが新設した「Homebrew Tools」で公開されているものです。WindowsやMac、Linuxのほか、スマートフォンのブラウザーからも無料でアクセスできます。
●Packaging Workbench(ツール本体)
https://www.brewology.com/tools/workbench/
●Brewologyの発表記事(2026年10月31日)
https://www.brewology.com/?p=4886
PSPのEBOOT.PBPを再構築せずにアイコンや音声を変更
PSP向けのHomebrewでは、「EBOOT.PBP」という形式のファイルが利用されています。『Packaging Workbench』には、このファイルを読み込んで内容を編集し、再びパッケージ化する機能が用意されています。
たとえば、Homebrewのアイコンや背景画像、音声を別の素材に差し替えることが可能です。タイトルなどの情報を記録した「PARAM.SFO」の編集にも対応しており、元のHomebrewを一からビルドし直さずに、見た目やメタデータを変更して再梱包できます。

PS VitaのVPKはインストール前の内容確認にも対応
PS Vita向けには、Homebrewの配布に使われる「VPK」ファイルを調べる機能が用意されています。パッケージ内のファイル構造や容量、必要なファームウェアの情報に加えて、「PARAM.SFO」やLiveArea用の画像素材などを確認できます。
さらに、PS Vitaのホーム画面に表示されるバブルやLiveAreaのプレビュー、画像の差し替え、VPKの再梱包にも対応しています。配布されているHomebrewを導入する前に内容を確かめたり、自作したアプリの表示素材を調整したりするときに役立ちそうです。
PARAM.SFOの編集やPS3 PKGの検査、2つのバージョンの比較も
「PARAM.SFO」専用の編集機能では、PSP、PS3、PS4、PS Vita向けのファイルを扱えます。タイトル名、タイトルID、バージョン、カテゴリなどの項目を変更でき、各機種の制限に応じたチェックも行われます。
また、PS3向けの「PKG」ファイルについては、パッケージの中身やContent ID、メタデータを調べ、XMBに正しいタイトルが表示されるかを確認する機能が紹介されています。2つのバージョンのパッケージを読み込み、変更点を比較する機能も利用可能です。
PCやスマホから利用可能。ただしPSP・PS Vita本体のブラウザーには非対応
『Packaging Workbench』は、近年のChrome、Firefox、Safari、Edgeなどのブラウザーで利用するツールです。JavaScriptを有効にしてアクセスする必要があります。公式ページでは、PSP、PS Vita、PS3本体に搭載されたブラウザーでは動作しないと明記されています。
なお、パッケージを編集・再梱包できても、改変後のファイルが正しく署名され、実機で起動できることまで保証するものではありません。作業前には元のファイルをバックアップし、権利や配布許諾を確認できるHomebrewなどを対象に利用しましょう。また、ファイルの処理方法やサーバーへの送信有無については当サイトで検証していないため、機密性の高いファイルを扱う際には注意が必要です。




















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