Xboxを代表するFPS『Halo』が、もしニンテンドーDSで遊べたら、いったいどんなゲームになっていたのでしょうか? そんな想像を形にしようと、『Halo』の改造作品などを手掛けるSteve Roth氏が、かつて存在したDS向け『Halo』の試作デモを再現する非公式プロジェクトを進めています。
海外のレトロゲーム専門サイト『Retro Dodo』が2026年10月28日付の記事でこの取り組みを紹介しました。YouTubeチャンネル『Nostalgic Aubrey』では、開発途中のゲームプレイ映像を見ることができます。ただし、今回見つかったのは当時のオリジナルデータではなく、残された映像や資料を参考に新たに制作されているファン作品です。
下画面には動体センサー風のレーダーも! DSの2画面を活用
今回の映像で興味深いのが、ニンテンドーDSならではの上下2画面を使ったゲーム画面です。上画面には『Halo』らしい一人称視点のゲームプレイが映し出され、下画面にはシリーズでおなじみの動体センサーを思わせるレーダーが配置されています。
下画面はレーダー専用というわけではなく、武器やステータスの情報を確認したり、メニューを選択したりする用途にも使われています。テレビ画面を中心に作られていた『Halo』の仕組みを、DSの小さな2画面にどう落とし込むか。その工夫がうかがえる内容です。
グラフィックはXbox版ほど精細ではありませんが、だからこそ「もし当時、本当にDS版が登場していたら」という想像をかき立てられます。
『GoldenEye: Rogue Agent』のDS版エンジンを活用
『Retro Dodo』によると、この再現版はニンテンドーDS向けに発売されたFPS『GoldenEye: Rogue Agent』のゲームエンジンをベースに制作されているとのこと。さらに、『Halo 2』の素材も取り入れながら、かつて紹介された試作デモの姿に近づけているそうです。
なお、これらの制作手法は海外報道に基づく情報であり、開発者本人によるソースコードや配布ページの公開までは確認できていません。『GoldenEye: Rogue Agent』のゲームデータやエンジンそのものが一般向けに配布されているという意味でもありません。
約20年前に存在した「幻のDS版『Halo』」とは?
そもそも、ニンテンドーDS版『Halo』の話題が広まったのは2000年代のことです。2007年には海外ゲームメディア『IGN』のMatt Casamassina氏が、実際に動作する試作デモの映像を紹介しました。しかし、DS向けの『Halo』が製品として発売されることはありませんでした。
この旧デモの開発経緯や承認状況については、関係者による説明にも違いがあります。少なくとも今回のプロジェクトは、未発売の公式ROMや当時のプログラムが発見されたものではありません。残された情報を手掛かりに、現在の開発者が新たに再現を試みている点が大きな違いです。
ダウンロードして遊べる? 現時点では一般配布を確認できず
気になるのは、完成した作品を実際に遊べるようになるのかという点でしょう。現時点で確認できるのは開発途中のプレイ映像で、一般ユーザー向けのダウンロード先や配布予定日は明らかになっていません。DS実機やエミュレーターでの動作条件についても、確認できる情報はありません。
約20年前に実現しなかった「ニンテンドーDSで遊ぶ『Halo』」というアイデア。まだ誰でもプレイできる段階ではありませんが、当時の幻のデモに近づけようとする取り組みは、レトロゲームファンにとってなかなか興味深いものではないでしょうか。今後、どこまで再現が進むのか気になるところです。
via.Retro DoDo


















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