『M64』の内蔵セーブ機能がついに復活! 修正版ファームウェアv1.26.4配信開始

『M64』の内蔵セーブ機能がついに復活! 修正版ファームウェアv1.26.4配信開始

ModRetroは2026年10月27日、NINTENDO64互換FPGAゲーム機『M64』向けの最新ファームウェア「v1.26.4」の配信を開始したと発表しました。

今回のアップデートでは、M64本体にセーブデータを保存できる「Built-In Controller Pak」が利用可能になったほか、開発中のベータ版ファームウェアを受け取れる更新チャンネルが新たに追加されています。

M64では、9月30日に公開されたv1.26.0で内蔵Controller Pakが一度実装されたものの、不具合の報告を受けて配信が停止されていました。その後、修正版の公開も延期されていましたが、ようやく利用できるようになった形です。

●M64公式Webアップデーター
https://tools.modretro.com/updater/

●M64本体ファームウェアのダウンロードページ
https://tools.modretro.com/downloads/m64-console/

●M64公式製品ページ
https://modretro.com/products/m64

内蔵Controller Pakがついに利用可能に

今回のアップデートで大きなポイントとなるのが、「Built-In Controller Pak」の実装です。

オリジナルのNINTENDO64では、一部のゲームで進行状況などを保存するために、コントローラーへ取り付ける専用のController Pakが必要でした。しかし、M64ではこの機能が本体側に内蔵されたことで、物理的なController Pakを用意することなく、対応ゲームのセーブデータや設定を保存できるようになっています。

また、M64本体のメニューからController PakとRumble Pakの種類を切り替える機能にも対応。『M64 Pro Controller』を使用している場合は、ホットキーから切り替えることも可能です。

なお、内蔵Controller Pakをワイヤレスで利用するには、『M64 Pro Controller』のファームウェアを「0.12.6」以降に更新する必要があります。コントローラー側が古いバージョンのままだとPakの種類を切り替えることができず、Rumble Pakと内蔵Controller Pakの両方に影響するため注意が必要です。

一方、『M64 Pro Controller』を所有していない場合でも、M64本体をv1.26.4へ更新することで、ポート1に接続された対応コントローラーから内蔵Controller Pakを利用できます。オリジナルのNINTENDO64用コントローラーや、8BitDo、Hyperkin製の対応コントローラーなども対象です。

ベータ版ファームウェアを選べる新機能も追加

もうひとつの新機能が、ファームウェアの更新チャンネルを選択できるようになったことです。

M64本体のメニューにある「About」から、通常の更新を受け取る「Public」と、正式公開前の機能などを試せる「Beta」を選択できるようになりました。

Betaチャンネルでは、現在開発・テスト中のファームウェアを一般公開に先駆けて利用できます。また、ベータ版が公開された場合は、公式WebアップデーターやSDカード向けのダウンロードページからも入手できるとのことです。

ただし、ベータ版には不具合が含まれている可能性があります。ModRetroでは、通常の利用者には標準設定のPublicチャンネルを使用することを推奨しています。

不具合による取り下げから修正版の公開へ

今回のv1.26.4は、9月30日に公開された後、不具合の報告を受けて取り下げられたv1.26.0の修正版にあたります。

当初は内蔵Controller Pak以外にも複数の改善が予定されていましたが、問題の調査や追加テストが必要になったことから公開が延期。10月23日の発表では、内蔵Controller Pakをできるだけ早く提供するため、一部の機能を次回以降のアップデートに持ち越す方針が示されていました。

今回のv1.26.4では、この方針に沿って内蔵Controller Pakの提供が優先されています。そのため、以下の機能については引き続き開発が進められており、今回の更新には含まれていません。

  • Forced Progressive Mode(強制プログレッシブ表示モード)
  • 熱効率の改善
  • 『F-ZERO X』の修正を含むゲーム互換性の改善

これらは今後のアップデートで対応する予定ですが、具体的な提供時期は明らかにされていません。

なお、v1.26.4の配信は開始されたものの、当サイトでは更新後の動作や安定性について実機での検証は行っていません。

M64本体は、Wi-Fi経由のOTAアップデートに加え、USB接続による公式Webアップデーター、SDカードの3種類の方法で更新できます。『M64 Pro Controller』を使用している場合は、先にコントローラー側のファームウェアを更新してから、本体をv1.26.4へアップデートするよう案内されています。

一度は公開されたものの、不具合によって利用できなくなっていた内蔵Controller Pak。今回の更新によって、実物のController Pakを用意せずに対応ゲームのセーブデータを保存できるという、M64の実用性を高める機能が改めて提供されたことになります。

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