初代『Halo』の非公式移植がオンライン機能を拡張! 新ゲームモードやBatocera PC版が追加

初代『Halo』の非公式移植がオンライン機能を拡張! 新ゲームモードやBatocera PC版が追加

初代『Halo: Combat Evolved』をLinux系のレトロ携帯ゲーム機で動作させる非公式プロジェクト『Halo CE for Knulli』の更新版「v2026.10.23」が、2026年10月24日に公開されました。

開発者のkirklandsig氏による今回のアップデートでは、オンラインマルチプレイのネットワーク仕様が更新されたほか、新たなゲームモードやホスト向けの補助機能が追加されています。さらに、PC向けのレトロゲーム用OS『Batocera』に対応したパッケージも新たに登場しました。

●GitHub:Halo CE for Knulli v2026.10.23
https://github.com/kirklandsig/halo-ce-anbernic-rg35xx/releases/tag/v2026.10.23

●GitHub:halo-ce-anbernic-rg35xx
https://github.com/kirklandsig/halo-ce-anbernic-rg35xx

オンライン対戦の新ルールやネットワーク機能を追加

今回のアップデートで大きく変わったのが、オンライン関連の機能です。本プロジェクトのベースとなっている『OpenCE』のネットワーク仕様がバージョン38に更新されたことに伴い、PC版やAndroid版、Web版で利用されている現行のオンラインゲーム一覧を再び取得できるようになったと説明されています。

新たなゲームタイプとして、「SWAT」「Infection」「Gun Game」に加え、「Slayer」「CTF」「Oddball」「King」のHardcoreルールなども追加されました。これらはゲームタイプの選択画面にある「OPENCE」から利用できます。

また、協力プレイでは味方のAIキャラクターがプレイヤーの攻撃によるダメージを受けないようにする設定や、シールドのエフェクトに関する設定も追加されています。このほか、オンラインプレイ時の地形オブジェクトやトラップ、協力プレイ中のイベントなどに関する不具合も修正されました。

ユニークなのが、「Teleport everyone to me」という機能です。これはホスト専用の機能で、ほかのプレイヤーやBotを自分の近くに呼び寄せることができます。たとえば、大人数でオンラインプレイをしているときに、どこかで動けなくなってしまったプレイヤーを救出するといった使い方が想定されています。

なお、ネットワーク仕様が更新されたことで、以前のバージョンとは接続できない場合があります。オンラインで一緒に遊ぶには、参加者のネットワーク仕様をそろえる必要がある点には注意が必要です。また、『OpenCE』側にあるテキストチャット機能は、今回の移植版には含まれていません。

Batoceraを導入したPCでもプレイ可能に

もうひとつの大きな変更点が、PC向け『Batocera』に対応したパッケージの追加です。今回新たに「halo-ce-batocera-pc-v2026.10.23.zip」が公開され、x86-64環境の『Batocera』を搭載したPCでも本プロジェクトを利用できるようになりました。

こちらは『OpenCE』の32ビットLinux版をベースに、Botとの対戦モードや各種チートを利用できるスポーンメニューなど、本プロジェクト独自の機能を組み込んだものです。

導入する場合は、配布されているZIPファイルを『Batocera』の「/userdata」に展開し、初代Xbox版『Halo: Combat Evolved』のディスクイメージ、または同作から抽出した「maps」フォルダーを「roms/ports/halo-pc/」に配置します。その後、Portsメニューからゲームを起動する仕組みです。

ディスクイメージを利用した初回起動時には、必要なデータの展開処理が行われます。この間は数分間にわたって画面が真っ暗になる場合があるため、すぐに起動しなくても慌てないようにしましょう。

さらにPC版には、自動アップデート機能も搭載されています。ゲーム起動前に最大6時間に1回の頻度で新しいリリースを確認し、更新版が見つかった場合は確認画面を表示せずにインストールされます。

自動更新を停止したい場合は、「halo-pc/config.toml」の「[update]」にある設定を「auto = false」に変更することで、現在のバージョンを維持できます。

開発者による動作確認は、『Batocera 43.1』、Radeon 780M、Xbox 360コントローラー2台を使用した環境で行われています。それ以外の『Batocera』のバージョンについては、現時点では未検証です。

携帯ゲーム機向けの現行版はまだ動作未確認

当サイトでは10月6日に、Anbernic RG35XX HなどのAllwinner H700搭載機向けに、PortMaster対応パッケージが追加されたニュースを紹介しました。今回のアップデートは、その後の機能拡張にあたるものです。

既存の携帯ゲーム機向け環境では、ゲーム起動時にランチャーから更新版の導入が案内される仕組みになっています。また、手動で更新する場合は、新しいKnulli用パッケージを従来のファイルに上書きするか、PortMaster用パッケージをインストールします。マップやセーブデータ、設定ファイルは引き継がれるとのことです。

ただし、開発者は今回のバージョンについて、携帯ゲーム機の実機ではまだテストしていないことを明らかにしています。PC版ではオンライン関連の動作確認も行われていますが、RG35XX Hなどで新機能が正常に利用できるかどうかは、今後の報告を待つ必要があります。

なお、本プロジェクトはMicrosoftやHalo Studiosによる公式移植ではなく、ゲームデータそのものも配布されていません。利用するには、正当に入手した初代Xbox版『Halo: Combat Evolved』のゲームデータが必要です。

今回のアップデートでは、対応する環境がPCにも広がったことに加えて、オンラインプレイの遊び方にも手が加えられています。携帯ゲーム機で初代『Halo』を動かすというところから、さらに遊べる機能を増やしていくプロジェクトとして、今後の展開にも注目したいところです。

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