写真や動画をゲームボーイ風のドット絵に! 無料ツール『Pixel Art Converter』が公開。ブラウザーで手軽に変換可能

写真や動画をゲームボーイ風のドット絵に! 無料ツール『Pixel Art Converter』が公開。ブラウザーで手軽に変換可能

Francisco Cidade氏は2026年10月15日、写真やイラスト、GIFアニメーション、動画をレトロゲーム風のドット絵に変換できる無料ツール『Pixel Art Converter』を公開しました。

本ツールはブラウザー上で動作するため、専用ソフトをインストールする必要がなく、誰でも手軽に利用できます。ゲームボーイやファミコン、コモドール64などのカラーパレットが用意されており、普段撮影した写真を懐かしいゲーム画面のような雰囲気に加工することができます。

また、単に画像をドット絵に変換するだけではなく、GIFアニメーションや動画を読み込み、アニメーション用のスプライトシートとして書き出せる点も特徴です。

●公式サイト
https://fcidade.itch.io/pixel-art-converter

ゲームボーイやファミコンなど、さまざまな色合いを再現可能

『Pixel Art Converter』には、ゲームボーイ、NES(海外版ファミコン)、コモドール64、PICO-8、CGA/EGAなど、13種類のクラシックなカラーパレットが収録されています。さらに、ドット絵向けのカラーパレットを公開している「Lospec」からも36種類が標準搭載されており、好みの色合いを選択できます。

使い方はシンプルで、画像をドラッグ&ドロップするなどして読み込み、カラーパレットや画像サイズを設定するだけ。たとえば、風景写真をゲームボーイ風の限られた色数で表現したり、人物の写真をファミコン時代のゲームキャラクターのような雰囲気に加工したりできます。

色数を減らした際の階調を表現する「ディザリング」にも対応しており、Floyd-SteinbergやAtkinsonといった方式を選択可能です。明るさやコントラスト、彩度、ガンマなども調整できるため、元画像に合わせて仕上がりを細かく変更できます。

さらに、背景の削除や1ピクセル幅の輪郭線の追加、走査線やRGBマスクなどの画面効果にも対応。レトロゲームらしい見た目に近づけるための機能がひと通り用意されています。

GIFや動画をスプライトシートに変換することも可能

本ツールで注目したいのが、静止画だけでなく、GIFアニメーションや動画も扱えるところです。

GIFアニメーションは動きを維持したままドット絵に変換できるほか、動画についても必要な範囲を選択してフレーム単位で処理できます。変換したフレームはアニメーションGIFや個別のPNG画像をまとめたZIPファイルとして保存することが可能です。

また、複数のフレームを1枚の画像に並べた「スプライトシート」として書き出す機能も搭載されています。こちらはフレームの配置列数や間隔を設定でき、PNG画像とともにAseprite形式に準じたJSONデータも出力できます。

たとえば、人物が歩いている動画や物体が動いている映像を取り込み、ドット絵風のアニメーション素材にするといった使い方が考えられます。

ゲーム制作向けの画像サイズや一括変換にも対応

画像サイズについては16×16、32×32、64×64、128×128ピクセルなどの設定に加え、ゲームボーイやファミコン、ゲームボーイアドバンスの画面サイズもプリセットとして用意されています。

『RPGツクールMV/MZ』向けのタイルやキャラクター、アイコンなどのサイズ設定にも対応しています。

通常の画像はPNG形式で保存でき、ドットの輪郭を維持しながら最大16倍まで拡大することも可能です。複数の画像をまとめて処理し、ZIPファイルとしてダウンロードする機能も搭載されています。

なお、こうしたプリセットは画像サイズや色合いを調整するためのものであり、変換した画像がそのまま実機用ゲームの素材として利用できることを保証するものではありません。実際のゲーム制作では、それぞれのハードウェアや開発環境に合わせた調整が必要です。

動画処理にはフレーム数などの制限も

利用時に覚えておきたいのが、動画の処理には制限が設けられている点です。公式ページによると、一度に処理できる動画は最大300フレームで、処理時の長辺は640ピクセルまでとなっています。

また、入力画像は最大4096ピクセル、出力画像は最大1024ピクセルという上限があります。動画については、利用するブラウザーで再生できる形式であることも必要です。

プライバシー面では、画像や動画の変換処理は基本的にユーザーのコンピューター上で行われ、ファイルをサーバーにアップロードする仕組みにはなっていません。ただし、Lospecからカラーパレットを名前で取り込む場合には、同サービスへの通信が発生します。

写真を昔のゲーム画面のように加工して楽しむのはもちろん、ゲーム制作の素材作りや、SNSに投稿する画像、動画用の演出素材などにも活用できそうです。インストール不要ですぐに試せるため、ドット絵に興味がある人は一度触れてみてはいかがでしょうか。

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