MiSTer FPGAのUpdate All 2.0が登場。言語がbashからPythonに変更されメンテナンスコストが劇的に削減

MiSTer FPGAのUpdate All 2.0が登場。言語がbashからPythonに変更されメンテナンスコストが劇的に削減

MiSTer FPGAのコアを常に最新の状態にしてくれるスクリプトUpdate All 2.0がリリースされました。最初のリリースからすでに2年以上の時間が経っていますが、2回目のメジャーリリースになります。

元々は非常に小さなスクリプトとして登場しましたが、設定画面やMiSTer Downloaderの統合によりどんどん肥大化していきました。また、当初はbashというプログラミング言語で実装されていたものの、こちらは豊富な要件を持つプロジェクトに使用されていることは想定されていなかったため、維持管理にも時間が掛かってしまうようになりました。

MiSTer FPGAでは、14ヵ月前から優れたプログラミング言語であるPythonのライブラリーをサポートするようになりました。これはbashよりはるかに強力な言語です。その利点を利用して、全面的にコードが書き直されています。これにより、さらに優れた動作と情報を提供してくれるUIが利用可能になり、それと同時に関連するメンテナンスコストも劇的に削減することに成功しています。

Update All 2.0へのアップデート

既存のUpdate All 1.XからUpdate All 2.0へのアップデートは、かなりスムーズになっています。Update AllでDownloaderを有効にしているすべてのユーザーは、次回Update Allを実行したときにUpdate All 2.0にアップグレードされます。

ただし、初回はランチャーを2回実行する必要があります。こちらはランチャーそのものを変更するためで、1回限り行われます。

まだDownloaderを起動していないユーザーは、Update All 2.0にアップグレードされません。これらのユーザーは、12月31日までにDownloaderを有効化しておく必要があります。

更に詳しい情報については、下記のページをチェックしてください。

●Update All 2.0について
https://www.patreon.com/posts/73589304

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。