1999年にNINTENDO64向けに発売された『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』を、PC上で動作させる非公式移植プロジェクト「Smash 64: Recompiled」の新たな紹介映像が、2026年10月12日に公開されました。
今回のプロジェクトでは、単にオリジナル版をPCで動作させるだけではなく、高フレームレートへの対応や入力遅延の低減、ウルトラワイド画面への最適化など、現代のPC環境に合わせた改良を目指しています。さらに、人気MOD『Smash Remix』への対応も予定されており、初代『スマブラ』をこれまでとは違った形で楽しめるようになるかもしれません。
●『Smash Remix』GitHub
https://github.com/JSsixtyfour/smashremix
ワイド画面や高フレームレートに対応! MODによる拡張も可能に
『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』は、マリオやリンク、カービィ、ピカチュウといった任天堂の人気キャラクターたちが登場する対戦アクションゲームです。最大4人での対戦が楽しめる作品として人気を集め、その後も続く『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの原点となりました。
今回開発が進められている「Smash 64: Recompiled」は、NINTENDO64向けに作られたプログラムをPC上で動作する形に変換する「静的再コンパイル」と呼ばれる技術を利用したプロジェクトです。一般的なエミュレーターとは異なる仕組みで、オリジナルのゲームをPC向けに動作させることを目指しています。
開発チームが紹介している主な目標は、高フレームレートでの描画や入力遅延の低減、ワイド画面への対応などです。特にウルトラワイドディスプレイでは、画面の比率に合わせてユーザーインターフェースも適切に表示できるよう調整が進められています。
また、テクスチャの差し替えやMODへの対応も予定されています。これらが実現すれば、オリジナル版の雰囲気を残しながら、PCならではの表示環境やカスタマイズを楽しめるようになる可能性があります。

人気MOD『Smash Remix』への対応も予定
今回のプロジェクトで注目したいのが、『Smash Remix』への対応です。
『Smash Remix』は、NINTENDO64版の初代『スマブラ』をベースに、プレイアブルキャラクターやステージ、アイテム、音楽などを追加するファン制作のMODです。オリジナル版には登場しなかったキャラクターを使用できるほか、対戦に関するさまざまな要素も拡張されており、現在も独自の発展を続けています。
「Smash 64: Recompiled」では、この『Smash Remix』にも対応する計画が紹介されています。実現すれば、追加キャラクターやステージなどをPC上で楽しむ選択肢が広がることになります。
もっとも、現時点では一般向けのPC移植版は配布されておらず、『Smash Remix』を含む各種機能を実際に利用できる段階ではありません。

2024年に始まった開発が再始動! 一般公開日は未定
開発者のSrBananaMan64氏によると、このプロジェクトの原点は2024年10月にさかのぼります。当初はZestyDev氏が開発を進めており、追加機能のない状態でゲームを動作させることに成功していました。しかし、その後は開発が停滞していたといいます。
そこでSrBananaMan64氏が新しいリポジトリで開発に取り組み、2026年9月中旬からはBoopie氏も参加。ゲームを改善するためのパッチ作成やプログラムの改修など、本格的な作業が再び進められるようになりました。
現在も異なるPC環境での動作テストや、利便性を高める追加機能の実装などが進められています。公開時期については「Coming Soon」と案内されているものの、具体的な日程は発表されていません。
なお、今回のプロジェクトは任天堂やハル研究所が公認するものではなく、ファンによる非公式の取り組みです。また、将来PC移植版が配布される場合も、任天堂のゲームデータ自体は含まれず、利用者が正規に入手したゲームデータを別途用意する必要があるとされています。
かつて友人たちと夢中になって対戦した初代『スマブラ』が、現代のPC環境でどのような進化を遂げるのか。特に『Smash Remix』との組み合わせは魅力的な要素であり、今後の開発状況や一般公開に向けた続報にも注目したいところです。
via.Time Extension















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