ドリームキャスト版『バイオハザード4』の開発が進展! 湖のボス戦を突破し、次のエリアまで遊べるテスト版が公開

ドリームキャスト版『バイオハザード4』の開発が進展! 湖のボス戦を突破し、次のエリアまで遊べるテスト版が公開

ドリームキャスト向けに『バイオハザード4』を移植する非公式プロジェクト「RE4 Dreamcast(re4dc)」を手掛けるlamb2k氏が、2026年10月11日午前0時58分(日本時間)に新たなテストビルドをGitHubで公開しました。

今回公開された「test-d74b8ec8-20261010」では、湖でのボート移動や巨大な怪物とのボス戦を経て、チャプター終了後のセーブ画面まで進めるようになっています。さらに、次のチャプターに入って湖岸を探索し、村へと続く道まで進めるようになるなど、プレイ可能な範囲が広がっています。

●RE4 Dreamcast console test d74b8ec8(湖のボス戦以降に対応したテスト版)
https://github.com/lamb2k/re4dc/releases/tag/test-d74b8ec8-20261010

●RE4 Dreamcast GitHub(プロジェクトページ)
https://github.com/lamb2k/re4dc

●RE4 Dreamcast リリース一覧
https://github.com/lamb2k/re4dc/releases

ドリームキャストで『バイオハザード4』を動かす非公式プロジェクト

『バイオハザード4』といえば、2005年にゲームキューブ向けに発売され、後にPlayStation 2などにも移植された人気サバイバルホラーゲームです。

そんな作品を、ひと世代前のゲーム機であるドリームキャストで動作させようというのが「RE4 Dreamcast」です。

本プロジェクトでは、ゲームキューブ版から復元されたプログラムをゲームの進行や当たり判定、敵のAIなどに利用しています。一方、グラフィック描画にはドリームキャストのPowerVRに対応した独自の処理を採用し、PlayStation 2版をベースとした軽量なデータなどを組み合わせることで、ドリームキャスト向けの移植を進めています。

もちろん、カプコンが手掛ける公式作品ではなく、現在も開発途中の実験的なプロジェクトです。

湖のボス戦から次のチャプターまでプレイ可能に!

今回のテストビルドで大きく進展したのが、実際にプレイできる範囲です。

これまでも村の探索や戦闘、アイテム管理などの実装が進められてきましたが、新たに湖のエリアが拡張され、ボートに乗って移動する場面や、湖に潜む巨大な怪物とのボス戦まで進められるようになりました。

さらに、戦闘後にはチャプターのリザルト画面が表示され、セーブも可能です。そのまま次のチャプターへ進むと、狼が襲いかかってくる湖岸のエリアや、次の村へ向かう道も探索できます。

ただし、現時点で遊べるのはここまでです。実装されていないエリアへ続く扉では「Coming Soon」と表示される仕組みになっており、ゲームを最後までプレイできるわけではありません。

それでも、単にゲーム画面を表示するだけではなく、ボス戦からセーブ、次のチャプターへの移動という一連の流れが実装されたことは、プロジェクトにとって大きな進展といえそうです。

水面の描画が改善! ゲームキューブ版風の見た目も比較可能に

ゲームの進行範囲が広がっただけではなく、グラフィックやサウンドにも改良が加えられています。

今回のビルドでは、これまで淡い灰色のように表示されていた湖の水面が、暗い水面として描画されるようになりました。また、以前のテストビルドで行われた音楽やキャラクターの音声に関する修正も引き継がれています。

さらに、日本時間10月11日午前4時37分には、グラフィックの見え方を比較するための別のテストビルド「test-look-630909dd-20261010」も公開されました。

●RE4 Dreamcast look test(グラフィック比較用テスト版)
https://github.com/lamb2k/re4dc/releases/tag/test-look-630909dd-20261010

こちらでは、ゲームキューブ版風の霧の表現や色合い、画面のスムージング処理、キャラクターの陰影やライティングなどを切り替えられます。

ゲーム中にXボタンを押しながらSTARTボタンを押すことで表示オプションを変更でき、どの表現が適しているかを比較することが可能です。

なお、霧の設定は見た目の濃さを変更するもので、描画距離そのものが伸びるわけではありません。

GDEMU搭載ドリームキャストやFlycastでテスト可能

公開されたテストビルドは、GDEMUを搭載したドリームキャスト実機での動作検証を想定したものです。

GitHubからZIPファイルをダウンロードし、展開した「gdemu」フォルダー内の4つのファイルを、GDEMU用SDカードにコピーすることで利用できます。

また、ドリームキャスト用エミュレーター「Flycast」でも、収録されている「disc.gdi」を直接読み込むことができます。

ただし、実機とエミュレーターでは画面のスムージング処理などに違いがあるため、外観比較については実機をテレビに接続した状態での確認が推奨されています。

現時点では、橋の扉でゲームがフリーズする問題が残っているほか、チャプター終了時のリザルト画面で音楽が再生されない不具合も確認されています。

開発者は、ゲームが停止した場合のエラー画面や発生場所などの情報提供を呼びかけており、引き続き動作の安定化を進めている段階です。

まだ完成には至っていないものの、ドリームキャストで『バイオハザード4』をどこまで再現できるのか、今後の開発にも注目が集まりそうです。

ABOUT US
アバター画像
retrogamer