『スーパーマリオサンシャイン』非公式PC版v1.3.0公開。最大8人が同じステージに入れるオンライン機能&全21本のHDムービーに対応

『スーパーマリオサンシャイン』非公式PC版v1.3.0公開。最大8人が同じステージに入れるオンライン機能&全21本のHDムービーに対応

 ゲームキューブで発売された『スーパーマリオサンシャイン』をWindows/Linuxでネイティブ動作させる非公式プロジェクト「Super Mario Sunshine PC Port」のv1.3.0が、2026年10月5日に公開されました。

今回のアップデートでは、最大8人までのプレイヤーを同じステージ内に表示できるオンライン機能の第1段階が実装されたほか、ゲーム中に使用される全21本のムービーをHD化する機能も追加されています。

本作はこれまでも60fpsや最大32:9のウルトラワイド表示、内部解像度の引き上げ、マウスによるカメラ操作など、PCならではの機能に対応していました。今回のv1.3.0では、そこからさらに遊びの幅を広げるアップデートとなっています。

●Super Mario Sunshine PC Port v1.3.0(GitHub)
https://github.com/TekRantGaming/sms-pc-port/releases/tag/v1.3.0

最大8人で同じステージに入れるようになりました

v1.3.0で大きく変わったのが、新たに追加されたオンライン機能です。

ランチャーに「Online」ページが追加され、ひとりがホストとなり、ほかのプレイヤーがホストのアドレスを指定して参加できるようになりました。最大8人まで接続可能です。

参加者が同じレベルとエピソードにいる場合、それぞれのマリオが同じステージ内に表示されます。ほかのプレイヤーは単純なキャラクターモデルとして表示されるだけではなく、アニメーションに加えて帽子や手、ポンプ「FLUDD」とノズルなども反映され、頭上にはプレイヤー名も表示されます。

家庭内などのLAN環境ではそのまま利用可能です。インターネット経由で接続する場合は、基本設定ではホスト側のルーターでUDP 27016番ポートを転送する必要があります。

なお、参加するプレイヤー全員がv1.3.0を使用する必要があります。

まだゲームの進行状況などは共有されません

注意したいのは、今回実装されたオンライン機能が、いわゆる「最大8人協力プレイ」の完成版ではないという点です。

現時点では、敵やシャイン、ステージの進行状況などはプレイヤー間で共有されません。それぞれのプレイヤーが自分自身のゲームを進めながら、同じレベルとエピソードにいる場合に、ほかのプレイヤーのマリオが画面内に表示される仕組みです。

つまり、同じステージ内をほかのプレイヤーと一緒に走り回ることはできますが、ひとりが倒した敵がほかのプレイヤー側でも倒されたことになったり、取得したシャインが共有されたりするわけではありません。

開発側では今回の実装をオンライン機能の第1段階としており、共有されたゲーム進行については次の段階として予定されています。

全21本のムービーをHD化できるようになりました

もうひとつの大きな追加要素が、ゲーム内ムービーのHD化です。

『スーパーマリオサンシャイン』に収録されている全21本のムービーを、3倍解像度となる1920×960へ高解像度化できるようになりました。元のタイミングや字幕、音声を維持したまま利用できます。

ランチャーの「Graphics」ページからHDムービー用のパッチをダウンロードして導入でき、容量は約5.7GBです。

完成済みのゲーム映像そのものをダウンロードする仕組みではなく、ユーザー自身が所有しているゲームのディスクイメージをもとにムービーを生成します。生成後にはチェックサムによる確認も行われます。

HDムービーはランチャー上からオン/オフを切り替えることもできます。

60fpsやウルトラワイドなどPC向け機能にも対応しています

「Super Mario Sunshine PC Port」は、『スーパーマリオサンシャイン』をPC向けにネイティブ動作させる非公式プロジェクトです。

Windows 64bit版とLinux 64bit版が用意されており、従来から30fps/60fpsの切り替えに対応しています。

画面表示では最大32:9までのウルトラワイドに対応するほか、内部解像度を1倍から8倍まで変更できます。さらにMSAA、FXAA、最大16倍の異方性フィルタリングなども利用できます。

カメラ関連では、自由に視点を動かせるフリーカメラに加えてマウスルックにも対応しているため、ゲームキューブ版とは異なるPCゲームに近い感覚でカメラを操作することも可能です。

そのほか、フルスクリーンや垂直同期、HUD位置の調整、キーボードのキー割り当てなど、PC向けのさまざまな設定が用意されています。

遊ぶには自分で所有しているゲームが必要です

本プロジェクトには、『スーパーマリオサンシャイン』のゲームデータそのものは含まれていません。

利用するには、ユーザー自身が所有している北米版『Super Mario Sunshine』の「GMSE01 Revision 0」のディスクイメージが必要です。ランチャーからディスクイメージを指定すると、ゲームやリージョン、リビジョンなどが確認されたうえで使用されます。

また、「Super Mario Sunshine PC Port」は任天堂が提供している公式PC版ではなく、TekRantGamingによって公開されている非公式プロジェクトです。

当サイトでは以前、『スーパーマリオサンシャイン』をiPhoneやiPadで動作させる別のプロジェクトも紹介しましたが、今回の「Super Mario Sunshine PC Port」はそれとは異なるPC向けプロジェクトです。

今回のv1.3.0では、従来の60fpsや高解像度表示といったPC向け機能に加えて、ついにほかのプレイヤーと同じステージに入れるオンライン機能が追加されました。まだゲーム進行の共有には対応していませんが、今後この機能がどこまで発展していくのかも注目したいところです。

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