ゲームキューブ向けに発売された『スターフォックス アドベンチャー(Star Fox Adventures)』を、現代のPC環境でネイティブ動作させる非公式プロジェクト「Foxhollow」の最新版v1.0.13が、2026年9月30日に公開されました。
Foxhollowはエミュレーターではなく、『スターフォックス アドベンチャー』のデコンパイルによって得られたソースコードを、WindowsやmacOS、Linuxなどの現代的な環境向けに再コンパイルして動作させるネイティブ移植です。公式サイトでも、ゲームがC言語へデコンパイルされた後、現代のシステム向けに再コンパイルされていると説明されています。
●Foxhollow公式サイト
https://foxhollow.dev/
●Foxhollow Releases(GitHub)
https://github.com/JackPriceBurns/foxhollow/releases
『スターフォックス アドベンチャー』のデコンパイルが100パーセントに到達
Foxhollowの基盤となっているのが、『スターフォックス アドベンチャー』のデコンパイルプロジェクト「SFA-Decomp」です。
9月28日には、同プロジェクトの主要コントリビューターのひとりがReddit上で、デコンパイルが100パーセントに到達したことを報告。同時に、約2カ月にわたりデコンパイル済みのソースコードを利用した移植版を開発していたことを明らかにし、Foxhollowを紹介しています。
ここでいうデコンパイルとは、ゲームキューブ版のプログラムを解析し、再び扱えるソースコードとして再構築していく作業です。Foxhollowでは、その成果を利用することでゲームキューブそのものを再現するエミュレーターを介さず、対応するOS上で直接ゲームを動作させています。
対応OSはWindows 10以降の64ビット環境、Apple Siliconを搭載したmacOS 13以降、そして多くの64ビットLinuxディストリビューションです。
ミラーモードや反射表現改善などのMODも登場
Foxhollowはオリジナル版に近いゲーム体験を維持することを基本方針としながら、MODにも対応しています。
開発者によると、画面全体を左右反転させる「Mirror mode」のほか、高解像度環境で目立ちやすくなる反射表現を改善する「Planar Reflections」、アーウィンの飛行時やクリスタルの杖を使用するときなどのY軸操作を反転させないようにするMOD、Discord Rich Presenceへ対応するコミュニティ製MODなどがすでに存在しています。
公式サイトのランチャーにもMODをダウンロードして導入する機能が用意されており、いくつかのファーストパーティ製MODが概念実証として提供されています。一方で、開発者向けの本格的なMOD APIについてはまだ公開されておらず、コードベースがより安定した段階で提供する予定とのことです。
v1.0.13ではレンダラーバックエンドを選択可能に
9月30日に公開された最新バージョンのv1.0.13では、新たに描画に使用する「レンダラーバックエンド」を選択できる機能が追加されました。
GitHubのリリースノートでは、v1.0.13の追加項目として「Ability to choose renderer backend」と記載されています。直前のバージョンでもウインドウ表示やレンダースケール、macOS向けライブラリなどに関する更新が続いており、公開後も短期間で継続的な改良が行われていることがわかります。
なお、FoxhollowはNintendoやRareによる公式移植ではなく、ファンによって開発されている非公式プロジェクトです。
また、ゲーム本体のコードや画像、音声といったゲーム資産はFoxhollowには含まれていません。プレイするには、自身で合法的に入手した『スターフォックス アドベンチャー』のゲームディスクからデータを用意する必要があり、公式サイトではISOおよびRVZ形式が対応フォーマットとして案内されています。















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