2000年代の携帯ゲーム機「PSP」で、初代「Diablo」が約30fpsで動作しています。初代「Diablo」などを現代の環境で動かすためのプロジェクト「DevilutionX」をPSPへ移植する試みが進められており、PSP-3000を使用した実機動作の様子が2026年9月30日に報告されました。
Redditの「Devilution」コミュニティに投稿された内容によると、投稿者はPSP-3000上でDevilutionXを動作させることに成功しています。フレームレートは約30fpsで、カットシーンでは若干のスタッターが発生するものの、「ゲーム自体は今のところ問題なく動いている」と報告しています。
●DevilutionX-PSP GitHub
https://github.com/dports/DevilutionX-PSP
初代「Diablo」を現代環境で遊べるDevilutionX
DevilutionXは、初代「Diablo」とその拡張パック「Diablo: Hellfire」を現代の環境で動作させることを目的とした移植プロジェクトです。単純にゲームを動かすだけではなく、エンジンの改善や不具合修正、オプションによる利便性向上なども行われています。
これまでにもPCをはじめ、Nintendo SwitchやPS Vita、ニンテンドー3DSなど、さまざまな環境への対応が進められてきました。当サイトでも以前PS VitaでDevilutionXを動かす方法を紹介していますが、今回はさらに世代の古いPSP-3000実機で動作しているというところが大きなポイントです。

PSP-3000で約30fps。現時点ではカットシーンにスタッターも
今回のPSP版について、投稿者はPSP-3000で約30fpsの動作を確認しています。少なくとも投稿された時点では、通常のゲームプレイについては良好に動作しているようです。
一方で、完全に問題なく動いているわけではありません。報告によればカットシーンではスタッターが発生しており、今後さらに最適化が行われる余地は残されています。
PSPコミュニティ側に投稿された同内容のスレッドでは、開発者が描画についても説明しています。PSPの画面解像度が480×272ドットなのに対し、「Diablo」側は640×480ドットを前提としているため、SDLのハードウェアレンダラーを利用して画面をPSP向けに縮小しているとのことです。
PSP向けソースコードはGitHubで公開中
PSP対応を進めているDevilutionXのソースコードは、GitHub上の「DevilutionX-PSP」リポジトリで公開されています。オリジナルのDevilutionXからフォークされたもので、「psp」ブランチで開発が進められていることが確認できます。
ただし、2026年9月30日時点で確認できるGitHubページでは、Releases欄にPSP向けの完成版が公開されている状態ではありません。そのため、現段階では「PSP向けDevilutionXの開発版ソースが公開され、実機で動作が確認されている」という段階として捉えておいたほうがよさそうです。
また、DevilutionX自体に「Diablo」のゲームデータは含まれていません。製品版をプレイするには、オリジナルCDやGOG.com、Battle.netなどで入手した「DIABDAT.MPQ」が必要です。シェアウェア版の「spawn.mpq」を利用することで、シェアウェア収録部分を動かすことも可能です。
20年以上前の携帯ゲーム機であるPSP上で、初代「Diablo」が約30fpsという速度で動いているというだけでもかなり興味深い今回の取り組みです。まだ開発途上ではありますが、今後PSP向けの最適化や配布形態がどのように進んでいくのか注目したいところです。















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