1995年に任天堂から発売された『バーチャルボーイ』で、人気単語当てゲーム『Wordle』が遊べるHomebrew ROMが登場しました。開発したのはEdge Connector氏で、2026年9月27日にPlanet Virtual Boyのフォーラムで公開されています。
単に別ハード向けのゲームをエミュレーター経由で動かしているわけではなく、今回はバーチャルボーイ向けに作り直されたネイティブ版となっているところが大きなポイントです。2026年になって、あの赤と黒の世界で『Wordle』を楽しめるという、なんともユニークなHomebrew作品となっています。
●Planet Virtual Boy
https://www.virtual-boy.com/forums/t/native-virtual-boy-wordle/
以前はゲームボーイ版+エミュレーターで動作
実はEdge Connector氏がバーチャルボーイで『Wordle』を動かすのは、今回が初めてというわけではありません。同氏によると、以前はゲームボーイ版『Wordle』のソースコードを改造し、それをバーチャルボーイ向けのゲームボーイエミュレーターと組み合わせることで動作させていたそうです。
本人も当時の方法について、手早く作ったハックだったものの楽しかったと振り返っています。しかし、『Wordle』にはよりバーチャルボーイらしいネイティブなリリースが必要だと感じたことから、今回あらためて作り直すことになりました。
新たに「Timed Mode」も追加
今回公開されたバーチャルボーイ版では、以前のバージョンにはなかった**「Timed Mode」**も追加されています。通常の『Wordle』とは異なり、時間によるプレッシャーを加えて遊べるモードとして用意されたものです。
シンプルな単語当てゲームと、独特な赤色LED表示を採用したバーチャルボーイという組み合わせだけでも十分にインパクトがあります。そこに時間制限という新たな要素も追加されており、単なる移植にとどまらないアレンジが加えられています。
「wordle.vb」のROMファイルを直接公開
Planet Virtual Boyの投稿には、ゲーム画面のスクリーンショットに加えて、**「wordle.vb」**というROMファイルも直接添付されています。そのため、単なる開発中のデモ映像や制作報告ではなく、実際にROMが公開されたHomebrew作品となっています。
一方で、投稿では対応するフラッシュカートや実機で利用する場合の具体的な環境、各種バーチャルボーイエミュレーターとの互換性などについて詳しい説明は行われていません。そのため、現時点では公開されているROMそのものと、開発者が明らかにしている内容までを確認しておくのがよさそうです。
30年以上前のハードで現代の定番ゲームを楽しむ
バーチャルボーイは1995年に発売されたゲーム機ですが、現在でもHomebrewやエミュレーターなど、コミュニティを中心とした活動が続いています。当サイトでも、これまでバーチャルボーイそのものを振り返る企画や、関連する新しい動きを取り上げてきました。
今回の『Wordle』も任天堂による公式ソフトではなく、コミュニティによって制作された非公式のHomebrew作品です。それでも、30年以上前に登場したバーチャルボーイ向けに、2020年代を代表するシンプルなワードゲームがネイティブ化されるという組み合わせは、レトロゲームHomebrewならではの面白さといえそうです。















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