Anbernicは、デュアルスクリーン携帯ゲーム機「RG DS Plus」向けに、ニンテンドーDSエミュレーター「NNDDSS v1.0.2」を公開しました。今回のアップデートでは、新たに2倍の内部解像度を選択できる動的内部解像度機能が追加されています。
RG DS Plusは上下にディスプレイを搭載した携帯ゲーム機ですが、今回のアップデートでは本体側ではなく、ニンテンドーDS向けエミュレーター「NNDDSS」の機能が強化されています。とくに大きな変更点となっているのが、ゲームの描画に利用する内部解像度を従来の1xから2xへ引き上げられるようになったことです。
DSゲームを2倍の内部解像度で描画可能に
NNDDSS v1.0.2では、グラフィック設定に動的内部解像度の「2x」が追加されました。これを利用することで、対応するゲームでは従来よりも高い内部解像度で3Dグラフィックを描画し、より滑らかな表示を狙えるようになります。海外メディアのRetro Handheldsによれば、2x表示はRG DS Plusユーザーから要望の多かった機能のひとつだったとのことです。
ただし、2xを選択したからといって、常に2倍の内部解像度で動作するわけではありません。Anbernicの説明では、処理負荷が高くなった場合には自動的に1xへ戻す仕組みが採用されており、解像度を優先したことでゲームがカクついてしまうのを防ぐようになっています。
ここでいう「2x」は、RG DS Plusの液晶そのものの解像度が2倍になるという意味ではなく、エミュレーター内部でゲームを描画する際の解像度を引き上げるものです。そのため、とくに3Dを使用したニンテンドーDSタイトルでは、輪郭などの見え方が改善されることが期待できます。一方で、どのゲームで2xを維持できるのかといったタイトル別の動作状況については、今回の公式情報では明らかにされていません。
日本語選択や新シェーダーにも対応
今回のアップデートでは内部解像度以外にも、いくつかの機能追加と改善が行われています。ファームウェア言語をゲーム中に選択できる機能が追加されており、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、中国語に加えて日本語にも対応しました。
また、前バージョンと比較してエミュレーター全体の滑らかさが改善されたほか、新たに「Dot_MiZai-rgds+」と「retro-tiles-rgds+」というふたつのシェーダーも追加されています。セーブステートをロードした後、そのままゲーム画面へ戻るように変更されるなど、操作面についても細かな改善が加えられています。
TF2カードからアップデート可能
NNDDSS v1.0.2へのアップデートは、Anbernic公式サイトから配布されている「nnddss-update-1-0-2」を利用します。更新ファイルを展開したうえで、TF2カードのRoms/APPSフォルダーにコピーし、RG DS Plusの「Applications」から「Apps」を開いてnnddss-update-1-0-2.shを実行する方式です。
Retro Handheldsでは、アップデート後にニンテンドーDSゲームを起動し、Anbernicボタンから「Menu」→「Game Settings」→「Graphics」と進むことで、解像度設定を1xから2xへ変更できると紹介しています。
今回のアップデートは、RG DS PlusのニンテンドーDS環境を大きく変える新機能というよりも、実際にゲームを遊ぶときの画質と使い勝手を底上げするアップデートといえそうです。とくに2x内部解像度については、ゲームによってどの程度画質が変化するのか、またどのタイトルまで2xを維持できるのかが気になるところです。
via.Retro Handhelds















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