Analogueは2026年9月4日、FPGAベースの携帯ゲーム機『Analogue Pocket』向けの最新ファームウェア「v2.7」を公開しました。今回のアップデートではUSB接続速度が改善されたほか、GBAのリンクモードに関する不具合修正や、openFPGAのプラットフォーム/コア数上限の拡大などが行われています。
●Analogue Pocket Firmware v2.7
https://www.analogue.co/support/pocket/firmware/2.7
なかでもopenFPGAを利用しているユーザーにとって大きな変更となりそうなのが、コアを多数導入した環境での改善です。公式リリースノートによると、事前にキャッシュされたコア一覧の読み込み速度が従来の2倍に高速化されています。
openFPGAはコア数の上限拡大&一覧の読み込みを高速化
Analogue Pocketには「openFPGA」と呼ばれる公式の開発環境が用意されており、有志の開発者が公開しているFPGAコアを追加することで、さまざまなレトロゲーム機やアーケード基板などを再現できます。
PocketOSのアップデートを重ねるにつれて対応するopenFPGAコアも増え続けていますが、今回のv2.7では、登録可能なプラットフォーム/コア数の最大値そのものが引き上げられました。ただし、リリースノートでは従来および新しい具体的な上限数については明らかにされていません。
さらに、事前キャッシュされたコア一覧については読み込み速度が2倍に高速化。多数のopenFPGAコアを導入している環境では、メニューを開いて目的のコアを探すまでの使い勝手改善が期待できそうです。
USB接続やGBAのリンクモードに関する修正も
本体全般ではUSB接続速度が改善されています。また、コアを実行している最中にUSBを抜いた場合に動作が不安定になる問題も修正されました。
GBA関連では、一部のAnalogue Pocketで「Link mode」が利用できなくなっていた問題を修正。公式リリースノートでは対象となる本体や発生条件について、それ以上の詳細は記載されていません。
今回の主な変更点をまとめると、以下のようになります。
General
- USB接続速度を改善
- コア実行中にUSBを抜いた場合に不安定になる問題を修正
GBA
- 一部のAnalogue Pocketでリンクモードが利用できなかった問題を修正
openFPGA
- プラットフォーム/コアの最大登録数を拡大
- 事前キャッシュ済みコア一覧の読み込み速度を2倍に高速化
Firmware v2.7のファイルサイズは54.5MB。アップデートはこれまでと同様に、ダウンロードしたファームウェアファイルをFAT32またはexFAT形式のmicroSDカードのルートに配置し、Analogue Pocketへ挿入して電源を入れることで自動的に開始されます。更新中は本体の電源を切らないようにしましょう。
前回のv2.6.0では省電力機能やDockのコントローラー対応などが中心でしたが、今回はopenFPGAを大量に導入した環境やUSB接続、GBAリンク機能など、実際の使い勝手に関わる部分を底上げするアップデートとなっています。















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