iPhone向けのレトロゲームエミュレーター『Retro Pal』が、バージョン1.2.4にアップデートされました。今回のアップデートでは、AirPlayやケーブルによるテレビ出力をはじめ、映像フィルター、ゲームボーイ向けカラーパレット、チートデータベースなど、複数の新機能が追加されています。
●Retro Pal公式サイト
https://retropal.fr/en
●Retro Pal:App Store
https://apps.apple.com/jp/app/retro-pal-ds-gba-%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF/id6769407672
●Retro Pal:GitHub
https://github.com/Larvouu/RetroPal
なかでも注目したいのが、ニンテンドーDSのスロット2へゲームボーイアドバンス用ソフトを割り当てる機能です。これにより、オリジナルハードで行われていたDSとGBAソフトの連動を、エミュレーター上でも再現できるようになりました。
iPhoneをコントローラー代わりにしてテレビでプレイ可能
バージョン1.2.4では、AirPlayまたはケーブルを利用した外部ディスプレイへの出力に対応しました。ゲーム画面をテレビへ表示しながら、iPhone側をコントローラーとして使用できます。
ニンテンドーDSのゲームをプレイする場合は、テレビ側に上画面と下画面の両方を表示しつつ、iPhone側にもタッチ操作用の画面が残る仕組みです。そのため、ゲーム映像は大画面で楽しみながら、タッチ操作が必要な場面では手元のiPhoneを利用できます。
AirPlayやケーブルを使ったテレビ出力は、有料のPro機能として提供されています。
DSのスロット2へGBAソフトを装着
今回のアップデートでは、ライブラリーに登録したGBAソフトを、ニンテンドーDSのスロット2へ割り当てる機能も追加されました。
初代ニンテンドーDSやニンテンドーDS Liteでは、本体下部のスロット2へGBA用カートリッジを装着できました。一部のDSソフトでは、特定のGBA用カートリッジが挿さっていることを認識し、アイテムやキャラクターの追加、セーブデータの受け渡しといった連動機能を利用することができました。
『Retro Pal』では単純にGBAソフトを認識させるだけではなく、そのソフトに保存されているバッテリーセーブも読み込まれます。これにより、GBA側のセーブデータを利用した世代間の連動にも対応します。
この機能は、ベースとなっているニンテンドーDSエミュレーター「melonDS」のGBAカートリッジ対応機能を利用したものです。
CRTからLCDグリッドまで6種類の映像フィルターを追加
映像関係では、CRTやLCDグリッドなど、合計6種類のビデオフィルターが追加されました。フィルターはプレイ中の画面だけではなく、『Retro Pal』から書き出したスクリーンショットや動画クリップにも反映されます。
フィルターの密度は出力解像度に合わせて調整されるため、iPhoneの画面と外部ディスプレイで異なる解像度を使用した場合でも、同じシェーダーで適切に表示されるように設計されています。こちらもPro向けの機能です。
初代ゲームボーイについては、24種類のカラーパレットが追加されました。パレットはゲームごとに保存でき、無料版でも利用可能です。なお、スーパーゲームボーイ用の色情報を持つタイトルについては、ゲーム側のカラーが優先されます。
チートデータベースやボタン割り当てにも対応
新たにチートコードのデータベース機能も搭載されました。プレイ中のゲームに対応するコードを、libretroが公開しているコミュニティーデータベースから取得し、一覧から選んで登録できます。コードを手作業で入力する必要がなくなるほか、利用できないコードについては、その理由も表示されます。
コントローラーについては、機種ごとにボタンの割り当てを変更できるようになりました。早送り、スクリーンショット、動画クリップの撮影といった機能も、コントローラーの空いているボタンへ登録できます。
ボタン割り当ての変更はPro機能ですが、物理キーボードへの対応は無料版でも利用できます。
このほか、ホーム画面へゲームのパッケージ画像を表示するウィジェット、ゲーム内セーブデータの書き出し、iCloudを利用したセーブデータの引き継ぎなども追加されています。
GBからDSまでの任天堂携帯機4機種に対応
『Retro Pal』は、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDSに対応したiPhone向けエミュレーターです。GB/GBC/GBAのエミュレーションには「mGBA」、ニンテンドーDSには「melonDS」が利用されています。
対応OSはiOS 16以降。アプリは無料で広告もありませんが、一部の機能を利用するにはPro版へのアップグレードが必要です。記事執筆時点における日本での価格は、月額150円または買い切り600円となっています。
また、アプリ本体のソースコードはGPLv3ライセンスでGitHubに公開されており、Pro向け機能を含むソースコードも確認できます。
なお、『Retro Pal』にゲームデータは収録されていません。利用する場合は、ユーザー自身が合法的に所有しているゲームから用意したデータが必要です。
via.Reddit















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