ソニーのPSPを、ウォークマン風の音楽プレーヤーとして利用できるホームブリューアプリ「PSPMAN」のPublic Alpha版が公開されました。開発を手掛けているObsoleteSonyが2026年9月2日に公式Xで配布開始を告知しており、現在は公式サイトからダウンロードすることができます。
●PSPMAN公式ページ
https://www.obsoletesony.com/pspman
公式サイトのDownloadボタンから配布されているファイルは「PSPMAN-v0.1.0-alpha.3.zip」。PSPMANはソニー公式のアプリではなく、ObsoleteSonyが独自に開発しているPSP向けのホームブリュープロジェクトです。
PSPをウォークマンのような音楽プレーヤーとして使える
PSPMANは、その名の通りPSPをソニーのウォークマンを思わせる音楽プレーヤーとして利用することを目的にしたアプリです。
最大1000曲のローカルライブラリに対応し、「All Songs」「Albums」「Artists」「Folders」といった分類から楽曲を選択できるほか、お気に入り、最近追加した曲、プレイリストにも対応。キュー、シャッフル、リピート、シーク、レジューム再生といった一般的な音楽プレーヤーの機能も用意されています。
埋め込まれたJPEG/PNG形式のジャケット画像を表示することもでき、再生画面はPSPの液晶と物理ボタンに合わせたウォークマン風のデザインになっています。
さらにちょっと面白いのが「Cassette mode」です。再生画面をカセットテープ風の表示に切り替えることができ、音楽の再生中はリールも回転。カセットのデザインを切り替えることもできるなど、かなり趣味性の高い演出になっています。
現在はFLACとMP3に対応
現行の公式トップページによると、Public AlphaではFLACとMP3をサポートしています。
FLACはステレオ16bit/44.1kHzに対応。MP3は44.1kHzのMPEG-1 Layer IIIで、CBR/VBRのほかモノラルとステレオ、最大320kbpsまで利用できます。音楽ファイルはメモリースティック内の「/MUSIC/」または「/PSP/MUSIC/」に保存し、サブフォルダーを含め最大12階層まで読み込めます。
なお、少し注意したいのが公式ドキュメントの更新状況です。Public Alpha公開前に作られたUser’s GuideやReleasesページではFLACのみ対応すると記載されており、User’s Guideに記載されているバージョンも「0.1.0-alpha.2」のままです。
一方、現在の公式トップページではFLACとMP3の両方が明記され、ダウンロードファイルもalpha.3へ更新されています。そのため、現時点の対応状況については公式トップページの記載を基準にしたほうがよさそうです。
PSP-1000は非対応。導入にはCFWが必要
Public Alphaが対応しているのは、PSP-2000、PSP-3000、PSP Go、PSP Street(E1000)です。
ただしPSP Goについては、現在のところ本体内蔵ストレージには対応しておらず、Memory Stick Micro(M2)が必要です。また、初代PSP-1000はメインメモリーが32MBしかないことから非対応となっています。
PSPMANはホームブリューアプリのため、導入にはARKやPRO、ME、LME、M33など、ホームブリューを実行できるカスタムファームウェア環境が必要です。PSPMAN自体がPSPのシステムソフトウェアを書き換えるわけではありません。
インストールはダウンロードしたファイルを展開し、「PSPMAN」フォルダー一式をメモリースティック内の「/PSP/GAME/」へコピー。最終的に「/PSP/GAME/PSPMAN/EBOOT.PBP」という配置になれば、XMBの「ゲーム」→「メモリースティック」から起動できます。
今回公開されたのは、あくまでもPublic Alphaです。ObsoleteSonyによると、より多くのPSP実機を使って互換性や安定性を検証するための最初の一般公開版という位置付けで、今後も対応機種での検証が続けられます。
重要なメモリースティックを使用する場合は事前にバックアップを取ることも推奨されています。完成版の音楽プレーヤーというよりも、「手元のPSPで試しながら開発に協力する段階のソフト」と考えておいたほうがよさそうです。














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