1996年にNINTENDO64向けに発売された『マリオカート64』を、まるで実際にカートに乗り込んだかのようなVR視点で遊べる非公式プロジェクト『Mario Kart 64 VR』が海外で注目を集めています。
●Mario Kart 64 VR
https://github.com/RaYRoD-TV/MarioKart64-VR?utm_source=chatgpt.com
同プロジェクト自体は以前より公開されていたものですが、2026年8月7日には最新版となる「Mario Kart 64 VR 1.1.0」がGitHubで公開。VR YouTuberのBeardoBenjo氏が一人称視点でプレイする映像をXに投稿したこともあり、海外のレトロゲームファンから改めて注目を集めているようです。
『Mario Kart 64 VR』を開発しているのはRaYRoD TV氏。本作は、Harbour Mastersが開発している『マリオカート64』の非公式PC移植プロジェクト『SpaghettiKart』をベースに、OpenXRによるVR機能などを追加したものです。
これが知られているかどうか分かりませんが、2ヶ月前に私が公開したマリオカートVRのMODには、カスタマイズ可能なゲームモードがあります!
このビデオでは、アイテムの雨、ワイルドなハザード、バルーンモード、ターボラップ、無限ラップを試してみました。ラップごとに速くなり、ゴールラインがなく、3つのバルーンが与えられます。がんばって。
最大の特徴は、単純に大画面の中で『マリオカート64』を遊ぶというものではなく、左右の目にそれぞれ映像を描画するステレオ3Dとヘッドトラッキングに対応しているところ。頭を動かせばゲーム内の視点も連動するため、ファーストパーソンモードでは実際にカートに乗り込んでコースを走っているような感覚で楽しむことができます。
用意されている表示モードは、「Third Person」「First Person」「Theater」「Diorama」の4種類。
「First Person」ではカートから見た一人称視点でレースが楽しめるほか、「Diorama」ではコース全体をミニチュアのように見下ろしながらプレイするという、普通の『マリオカート64』とはまったく異なる遊び方も可能です。
VR用の設定メニューも用意されており、ゲーム内の世界がどれぐらいの大きさに感じられるかを変更する「World Scale」や、カメラの高さ、ステレオ3Dの奥行き、HUDの表示位置などを細かく調整できます。

8月7日に公開されたバージョン1.1.0では、こうした表示モードの切り替えが改善されたほか、VRで周囲を見回したときにコース上のオブジェクトが消えてしまう問題や、一人称視点で前方のオブジェクトが表示されなくなる問題なども修正。VR向けの描画やヘッドトラッキング周りを中心に調整が行われています。

さらに面白いのが、単なるVR化だけにとどまらず、独自のレース設定も追加されているところです。
アイテムを完全ランダムにしたり、空からアイテムボックスを降らせたりできるほか、最下位のプレイヤーが脱落していく「Knockout」、3つの風船を奪い合う「Balloons」、鬼ごっこのような「Tag」、感染者がほかのカートに触れることで仲間を増やしていく「Infected」など、オリジナル版にはなかったゲームモードも実装されています。
また、最高500ccまで速度を引き上げたり、周回するたびに100ccずつ速度が増していく「Turbo Laps」といった設定も用意されているなど、かなりカオスなレースを楽しむこともできるようです。

現在はWindows向けに公開されており、Virtual Desktop、SteamVR、Quest Link、Air Linkなどを利用可能。VRヘッドセットを接続していない場合は、通常のPC版としてモニター上でもプレイできます。
なお、ゲームデータ自体は配布されておらず、起動にはユーザー自身が用意した北米版『マリオカート64』のROMデータが必要です。また、現時点ではまだβ版という位置付けで、開発者も不具合などが残っている可能性があるとしています。
RaYRoD TV氏は『マリオカート64』以外にも、『スーパーマリオ64』や『バンジョーとカズーイの大冒険』、『ソニックロボブラスト2』など、様々なゲームのVR化プロジェクトを手掛けています。『Mario Kart 64 VR』については、今後オンラインでほかのプレイヤーとレースができるネットプレイへの対応も予定されています。
VRでレインボーロードから落下したときにどういう感覚になるのかは少々恐ろしいところですが、約30年前の『マリオカート64』をまったく違った視点から体験できる、なかなか興味深いプロジェクトといえそうです。
Via.Time Extension















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