『マリオカートWii』非公式移植『KartPad 0.8.8』公開! 『Retro Rewind』のオンライン接続エラーを修正

『マリオカートWii』非公式移植『KartPad 0.8.8』公開! 『Retro Rewind』のオンライン接続エラーを修正

『マリオカートWii』をAndroidやiPhone、iPadなどでネイティブ動作させる非公式プロジェクト『KartPad』の最新版となるv0.8.8(build 273)が、2026年11月7日に公開されました。

今回のアップデートでは、『Retro Rewind』の最新版となるv6.13.5に対応。これまでオンラインサービスの『Retro WFC』へのログイン時に発生していたエラー22010や、『Retro Rewind』を正常にインストールできない問題が修正されています。

また、コントローラーを接続した状態でも、スマートフォン本体を振ってトリック操作を行える新機能が追加されました。

●『KartPad 0.8.8』リリースページ(GitHub)
https://github.com/chrissotraidis/kartpad/releases/tag/v0.8.8

『Retro Rewind』の最新版に対応し、ログインエラーを修正

今回のアップデートで大きな修正点となっているのが、『Retro Rewind』の対応バージョンに関する問題です。

『Retro Rewind』は『マリオカートWii』に新たなコースなどを追加する非公式の拡張コンテンツですが、オンラインサービスの『Retro WFC』では、最新版のv6.13.5が必要になりました。

一方、従来の『KartPad 0.8.7』では、ひとつ前のv6.13.4までしか対応していませんでした。そのため、新たに『Retro Rewind』をインストールしようとしても処理が進まなかったり、すでに導入しているユーザーがオンラインにログインしようとすると、「Invalid pack version」(エラー22010)が表示されたりする問題が発生していたのです。

『KartPad 0.8.8』では、この互換性の問題が修正され、最新版の『Retro Rewind 6.13.5』に対応しました。

なお、『KartPad』では『Retro Rewind』のゲームコードをアプリ側に組み込んでいるため、『Retro Rewind』のデータだけを更新しても問題は解決しません。まず『KartPad』自体をv0.8.8に更新する必要があります。

開発者による動作確認では、Androidエミュレーター上で『Retro Rewind 6.13.5』の起動に成功。『Retro WFC』へのログインも行われ、サーバーがオンラインであることを示すメッセージが表示されています。

ただし、実際にオンラインレースへ参加するテストは行われていません。そのため、今回確認されているのはログインまでの動作であり、オンライン対戦全体の動作が保証されたわけではない点には注意が必要です。

このほか、Android版では『Retro Rewind』のレースを30fpsで動作させる「30 FPS Races」についても、最新版で引き続き利用できるように修正されています。

コントローラー接続中の振り操作にも対応

新機能として追加されたのが、Android、iPhone、iPad向けの「Shake with a Controller」です。

これは、外付けコントローラーを接続している状態でも、スマートフォンなどの本体を振ることで、トリック操作に使用する十字キー上方向の入力を行えるというものです。

特に、モーションセンサーを搭載していないスマートフォン用の装着型コントローラーなどで役立つ機能となっています。

設定は「Controls → Shake to Trick」から切り替えられ、初期状態ではオフになっています。なお、コントローラー接続中の傾きによるハンドル操作は、引き続き無効となります。

ただし、こちらも実際のスマートフォンと物理コントローラーを組み合わせた動作確認は行われておらず、現時点では設定項目の追加と保存が確認されている段階です。

更新方法については、プラットフォームごとに異なります。

Android版では、GitHubで公開されている新しいAPKファイルを既存のアプリに上書きインストールするか、アプリ内の「Update available → Update Now」から更新できます。アンインストールする必要はなく、ゲームデータやセーブデータ、ゴーストデータなどは保持されると案内されています。

アプリの更新後は、『Retro Rewind』の項目からv6.13.5を導入します。この際、約1.9GBのフルパックがダウンロードされます。更新後もインストールに関する警告が表示される場合は、「Retry Installation」を選択することで再試行できます。

一方、iPhone/iPad版では、最新版の『PadMint』を使用して『KartPad 0.8.8』をビルドする必要があります。既存のセーブデータを維持するためには、以前と同じサイドロードツールとApple IDを使用してインストールし、その後に『Retro Rewind 6.13.5』を導入する流れとなります。

Apple Silicon搭載Macについても、『PadMint』の「Mario Kart Wii → This Mac」から最新版をビルドし、既存のアプリを置き換える方法が案内されています。

なお、『KartPad』は任天堂が提供する公式の移植版ではなく、利用には対応する『マリオカートWii』のゲームデータを自分で用意する必要があります。また、今回のv0.8.8については、AndroidやiPhone、iPad、Macの実機での動作確認は行われていません。

特に『KartPad 0.8.7』で『Retro Rewind』を導入できなかった人や、『Retro WFC』へのログイン時にエラー22010が発生していた人は、今回のアップデート内容を確認しておくといいでしょう。

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