久々に『Fallout 3』を遊びたいなと思い立ち、Steam版をダウンロードしてみました。『Fallout 3』のPC版自体はいろんなプラットフォームで配信されていますが、基本的には日本語には対応していません。そのため、日本語字幕を付けるには、有志が作ったパッチを当てる必要があります。たしか、以前もパッチを当てて少しゲームを遊んでいた記憶があったのですが……。
しばらく遊んでいない間に、2021年に12年ぶりのアップデートが行われ、若干環境の変化がありました。また、筆者自体が使用しているOSもWindows 11になり、こちらもまた別の問題を引き起こしてしまうようです。とりあえず、現時点で最新の日本語対応にしようと思い、参考にしたのはこちらの動画でした。
上記の動画を参考に各パッチを当てたところ、問題なく日本語化することに成功。これで快適にゲームが遊べるようになったと思いきや、ゲームをプレイしているときに、しょっちゅうウインドウが裏に回ってしまい、なかなかゲームが進まず非常に不安定な状況になってしまいました。
そこで、ほかに情報はないかと思い検索したところ、ヒットしたのが下記の記事です。
●How To Play Fallout 3 On Windows 11(Windows11でFallout3をプレイする方法)
https://itechhacks.com/how-to-play-fallout-3-on-windows-11/
上記の記事で紹介されているのは、「管理者として実行」する方法と、「互換モード」でプレイする方法です。前者はとくに変化はありませんでしたが、後者のほうはたしかにウインドウが裏に回ることはなく、ある程度安定して遊べることがわかりました。
日本語フルボイスに対応したXbox360版『Fallout 3』
ま、これはこれで良かったのですが、その間いろいろと調査しているときに手元にXbox360版のソフトもあったので、そちらもゲームを動かしてみることに。ま、当たり前ですが、Xbox360版はなんの問題もなくゲームを遊ぶことができました。
ちなみに、Xbox360版『Fallout 3』の優れている点は、単に日本語対応しているというわけではなく、フルボイスの音声が日本語で楽しめるというところ。つまり、字幕でプレイするよりも、より高い没入感が得られるというわけです。
しかし、わざわざ箱にしまっていたハードを出さなければいけなかったり、もともとあちこちに散乱しているコントローラーがさらに増えてしまったりと、いろいろ煩わしいことも多く、ふたたび箱にしまうことに。
また、情報を調べている時に耳に入ってきたのが、Xbox Cloud Gamingでは日本語版が遊べるらしいという噂です。Xbox Gaming Passにも『Fallout 3』のPC版がラインアップされていますが当然のことながら、英語場のみとなっています。しかし、Xbox Cloud GamingではXbox360版がストリーミングで遊べるようになっており、それを利用することでPCなど別の環境でもゲームがプレイすることができるようになります。
ただ、クラウドゲームサービスは、以前ソニーの「PlayStation Now」を利用したときの印象が悪かったので、快適に遊べるのか疑問に思っていることがありました。そのときは、ゲームプレイ中に終了してしまい、ふたたび起動するとまた頭から始まるということを何度も繰り返したので、すぐに利用するのをやめた記憶があります。
Xbox Cloud Gamingを試すついでにXbox Gaming Passに加入してみた
「Xbox Cloud Gaming」を利用するには、ゲームのサブスクサービスである「Xbox Game Pass Ultimate」に加入する必要があります。「Xbox Game Pass Ultimate」は、キャンペーン期間中は最初の3ヵ月が100円で、それ以降月額1100円で利用できますが、ちょっとした裏技を使うことで、お得に利用することが可能です。
その方法とは、アマゾンで売られている『Xbox Live 12ヶ月 ゴールド メンバーシップ デジタルコード|オンラインコード版』を購入して登録後、100円で「Xbox Game Pass Ultimate」にアップグレードするというもの。『Xbox Live 12ヶ月 ゴールド メンバーシップ デジタルコード|オンラインコード版』自体は5072円で売られており、1回につき2枚まで購入することができます。
「Xbox Live 12ヶ月 ゴールド メンバーシップ」は3枚まで登録可能で、アマゾンで3年分登録する場合は2回に分けて購入する必要がありますが、最大3年分を「Xbox Game Pass Ultimate」に変換することができます。
今回は2年分のみ「Xbox Live 12ヶ月 ゴールド メンバーシップ」を購入して、100円でアップグレードしてみたところ、問題なく「Xbox Game Pass Ultimate」の利用期間が2年分+キャンペーンの3ヵ月分がプラスした形で登録することができました。
タイリングは目立つもののゲームプレイ自体は許容範囲?
というわけで、もろもろの準備が整ったので、さっそく「Xbox Cloud Gaming」のXbox360版『Fallout 3』をプレイしてみることに。時間帯は深夜に近かったものの、夜にパフォーマンスが落ちる傾向にあるNuro光を利用していたためか、ムービーなどシーンが切り替わるような場面ではかなりタイリングが発生してしまいます(ちなみに下記のキャプチャは昼間ためしたもので、状況は変わらず)。
しかし、ゲーム自体が止まってしまったり、あるいは落ちてプレイ不可能になるといったことはまったくなく、上記の点さえ考慮すれば思いのほか遊べるなという印象でした。
クラウドに限らず、PCではコンソールとは異なり、お気軽にゲームを立ち上げて遊べるという快適さがあります。「Xbox Cloud Gaming」よりも「Xbox Game Pass Ultimate」のほうがメインで利用する人が多いと思いますが、ベータ版とはいえサービスの満足度はまずまずといったところといえるでしょう。
●Xbox Game Pass
https://www.xbox.com/ja-JP/xbox-game-pass
●Xbox Cloud Gaming (Beta)
https://www.xbox.com/ja-JP/xbox-game-pass/cloud-gaming