『メトロイドII』を題材にしたファンリメイク作品『Another Metroid 2 Remake』(AM2R)を、Wii実機で動作させる非公式移植版『AM2R GX』がアップデートされました。
開発者のcmyksoda氏が2026年11月4日に公開したv1.2.0では、PlayStation 5用コントローラーのDualSenseに対応したほか、画面のアスペクト比を補正する機能などが追加されています。また、同日公開されたv1.2.1では、一部のグラフィックに関する不具合が修正されました。
『AM2R GX』は10月30日に初公開されたもので、Wiiに加えてWii UのWiiモードでも動作します。今回のアップデートによって、コントローラーの選択肢や映像表示に関する機能がさらに充実しています。
●『AM2R GX』GitHub Releases(公式配布・更新履歴)
https://github.com/cmyksoda/AM2R-GX/releases
●『AM2R GX』GitHub(プロジェクトページ)
https://github.com/cmyksoda/AM2R-GX
DualSenseの有線接続に対応!画面のアスペクト比も補正可能に
今回のv1.2.0で追加された機能のひとつが、DualSenseへの対応です。USBケーブルによる有線接続に限定されますが、Wii上で動作する『AM2R GX』をDualSenseで操作できるようになりました。
ゲーム内ではクラシックコントローラーとして認識され、PlayStationのボタン表記や振動機能にも対応しています。また、DualSenseのライトバーは青色で点灯し、プレイヤー1を示すランプも利用できます。ただし、DualSense Edgeについては動作未検証となっています。
さらに、以前のバージョンで発生していたDualShock 3の入力不具合も修正されました。開発者によると、DualShock 3、DualShock 4、DualSenseについては、ソニー純正コントローラーを使用した実機テストが行われているとのことです。
映像面では、新たに「Aspect Correction」という設定が追加されています。
これは画面の表示幅を調整する機能で、従来のNintendo系ハードに近い表示幅と、PC版のようにピクセルが正方形になる表示幅を切り替えられるというものです。
初期設定では補正が無効になっており、この状態では画面の左右に細い黒帯が表示されます。一方、補正を有効にすると映像がテレビ画面の横幅いっぱいに広がり、PC版に近い表示が可能になります。
このほか、240p出力時に設定メニューの選択項目を示すハイライトが見やすくなる改善も行われました。
なお、11月3日に公開されたv1.1.0では、480p出力時に走査線を再現する機能も追加されています。走査線の濃さは複数段階から選べるため、CRT(ブラウン管)での表示を意識した映像調整も楽しめるようになっています。
Wii実機で『AM2R』をプレイ可能!導入にはオリジナルのゲームデータが必要
そもそも『AM2R』は、ゲームボーイ向けに発売された『メトロイドII RETURN OF SAMUS』を題材に制作されたファンリメイク作品です。任天堂が開発・販売する公式作品ではなく、ファンによって独自に制作されたゲームとなっています。
今回紹介する『AM2R GX』は、この作品をWiiおよびWii UのWiiモードで動作させるための非公式移植プロジェクトです。
内部的には『AM2R』のCommunity Update 1.5.5相当が動作する仕組みとなっており、初回起動時にオリジナルの『AM2R』v1.1のアーカイブを利用して、必要なゲームデータを構成します。
そのため、導入するにはHomebrew Channelを利用できる環境に加えて、SDカードまたはFAT32形式のUSBストレージ、元となるゲームデータなどを別途用意する必要があります。
開発者によると、初回起動時のデータ構築には約4分かかりますが、2回目以降は通常どおりタイトル画面からゲームを始められるとのことです。
また、11月4日に公開された最新版のv1.2.1では、研究所の手前にあるエリアで、滝の泡が正常に描画されない不具合が修正されています。これはv1.2.0に対する小規模な修正版で、コントローラーや画面補正などの新機能も引き続き利用できます。
なお、『AM2R GX』は任天堂非公認のファンプロジェクトであり、すべての機器や映像出力環境での動作が保証されているわけではありません。導入を検討する場合は、GitHubで公開されている説明や対応機器の情報を確認しておくといいでしょう。
via.RetroRGB




















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