『メトロイドプライム2』の非公式PC移植が進化! アイテム取得演出の省略やダッシュ操作に対応

『メトロイドプライム2』の非公式PC移植が進化! アイテム取得演出の省略やダッシュ操作に対応

ゲームキューブ向けに発売された『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』を、PCやスマートフォンなどでネイティブ動作させる非公式プロジェクト『Echoes Unbound(MetroidPrime2Port)』の最新版となるv0.10.0が、2026年11月4日に公開されました。

今回のアップデートでは、アイテム取得時の演出を省略する機能や、ボタンを押している間だけ移動速度を上げられる機能などが追加されています。このほか、マップ画面の操作性向上やAndroid向けのタッチ操作の改善、不具合の修正なども行われています。

●『Echoes Unbound』v0.10.0 GitHub Releases
https://github.com/Odrannnn/MetroidPrime2Port/releases/tag/v0.10.0?utm_source=chatgpt.com

●『MetroidPrime2Port』GitHubプロジェクトページ
https://github.com/Odrannnn/MetroidPrime2Port?utm_source=chatgpt.com

■アイテム取得時の演出を省略! 探索をよりスムーズに

『Echoes Unbound』は、ゲームキューブ版『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』の逆コンパイルプロジェクト『PrimeDecomp』をベースに、開発者のOdrannnn氏が手がけている非公式のネイティブ移植プロジェクトです。

エミュレーターを使用するのではなく、ゲームのプログラムを現代のPCやスマートフォン向けに移植しているのが特徴です。今回公開されたv0.10.0では、探索のテンポを改善する複数の機能が追加されています。そのひとつが、アイテム取得時の演出を省略できる「Seamless item pickups」です。

通常はアイテムを取得すると専用の演出が入り、ゲームの進行が一時的に停止しますが、この機能を有効にすると取得演出がスキップされ、ゲームを中断せずに探索を続けられるようになります。アイテムの取得メッセージについては、HUD上の通知として表示されます。

なお、この機能は初期設定では無効になっており、設定メニューの「Enhancements」→「Pace」から有効にできます。

また、移動速度を調整する機能も強化されました。新たに追加された「While held」モードでは、割り当てたボタンを押している間だけ、設定した歩行速度を適用できます。これにより、通常の移動速度と高速移動を状況に応じて切り替えられるようになっています。

■マップ操作やスマートフォン向けの機能も改善

マップ画面の操作についても、いくつかの改善が行われています。これまではゲーム本編と共通だった操作設定の一部が分離され、マップの回転や移動に使用するキーを個別に割り当てられるようになりました。

たとえば、WASDキーをマップ移動用に設定しても、ゲーム本編の操作設定には影響しません。さらに、エリアマップ上の部屋をマウスでクリックしたり、タッチ操作で選択したりできる機能も追加されています。こちらは「Point and click menus」を有効にすることで利用できます。

Android版では、画面上のタッチ操作ボタンの配置を編集する機能に、カスタムアクションが追加されました。また、キーボードやコントローラーの使用によって非表示になったタッチ操作ボタンが、マップやログブック画面で再表示されるよう修正されています。

このほか、シェーダーキャッシュの処理を見直すことで起動時間を短縮。特定の場面で発生するグラフィックの不具合や、セーブステート読み込み後に一部の演出が繰り返される問題なども修正されています。

■WindowsやAndroidなどに対応。日本版ゲームデータは未対応の可能性も

『Echoes Unbound』v0.10.0では、Windows、Linux、macOS、Android、iOS向けのファイルが公開されています。ただし、macOSおよびiOSへの対応は実験的なものとなっています。動作には、別途用意した『メトロイドプライム2 ダークエコーズ』のゲームデータが必要です。プロジェクトにはゲーム本体のデータは含まれていません。

公式に対応が案内されているのは、北米版および欧州版のゲームキューブ用『Metroid Prime 2: Echoes』と、北米版および欧州版のWii用『Metroid Prime Trilogy』です。日本版ゲームキューブ用ソフトのデータについては、現時点で対応が確認されていません。 日本語表示への対応状況についても確認が必要です。

また、開発者は今回のバージョンを開発初期段階のリリースと位置づけており、セーブステート機能が完全には安定していないことを注意点として挙げています。

今回の更新では、ゲームそのものに大きな変更を加えるというよりも、アイテム取得や移動、マップ操作といった探索中の快適さを高める機能が中心となっています。非公式のプロジェクトではあるものの、今後のアップデートにも注目したいところです。

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