ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスの実カートリッジに対応した、新たなFPGAゲーム機『SGBC』が開発されています。2026年10月29日に海外メディアのRetro Dodoが紹介したもので、テレビやモニターに接続してゲームを楽しめる据え置き型のハードウェアです。
公式サイトでは1080pのHDMI出力に加え、リンクケーブルによる通信機能や、実カートリッジからmicroSDカードへのROMバックアップ機能なども紹介されています。現在は開発段階ですが、ゲームボーイシリーズのカートリッジを活用するための、さまざまな機能が盛り込まれています。
●SGBC公式サイト
https://www.sgbc.tw/
ゲームボーイ3世代に対応するFPGA据え置き機
『SGBC』を開発しているのは、フランス人の電子技術者Thomas Sanfourche氏です。Retro Dodoによると、台湾で学んでいる同氏が大学の卒業制作として始めたプロジェクトが、現地のレトロゲームコミュニティーからの反応を受け、製品化を目指すものへと発展したといいます。
本機はFPGAを採用しており、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスの3世代にわたる実カートリッジへの対応を目指しています。
映像出力には1080pのHDMIを採用。ゲーム画面を整数倍に拡大する「整数倍スケーリング」にも対応する計画で、オリジナルのドットの形や比率を保ちながら、大画面に映し出せるように設計されています。
操作にはスーパーファミコン用のコントローラーが利用できるほか、画面上のメニューから表示設定やゲームの動作速度を変更できる機能も用意される予定です。また、リンクポートも搭載予定で、対応する携帯ゲーム機と適切な通信ケーブルで接続することで、通信対戦や『ポケットモンスター』シリーズの交換なども行えるようになります。
実カートリッジからmicroSDへのROMバックアップにも対応予定!
『SGBC』でもうひとつ興味深いのが、microSDカードを活用した機能です。公式サイトによると、本機には実カートリッジからROMデータを直接microSDカードにコピーする機能が用意される予定です。バックアップしたゲームはmicroSDカードに保存でき、本体のメニュー画面から選択して起動する仕組みも紹介されています。sgbc.tw
つまり、実カートリッジをそのまま挿して遊ぶだけでなく、手持ちのゲームをデジタルデータとして管理することも想定されているわけです。
このほか、ゲームの動作速度を通常より速くする早送りモードや、microSDカードを使ったファームウェアのアップデートにも対応する計画となっています。
ただし、ROMのバックアップ機能については、対応するカートリッジの詳細や、特殊な仕様を持つソフトへの対応状況などは明らかになっていません。また、セーブデータのバックアップについても、現時点で公式サイトに具体的な説明はありません。

発売時期や価格は未定。現在は開発段階
本体のデザインは、初代ゲームボーイを思わせるグレーを基調としたものです。底面にはブラック、ボタンなどにはワインレッド系のカラーが使用されており、往年の任天堂製ハードを意識した外観となっています。
公式サイトでは現在の開発状況が「REV C / IN DEVELOPMENT」と表示されています。また、ゲームの互換性や通信ケーブルへの対応、最終的に搭載される機能については、引き続き検証中であることも明記されています。

そのため、今回紹介されているすべての機能が製品版で利用できると確定したわけではありません。発売日や販売価格、予約開始時期なども、現時点では明らかになっていません。公式サイトには「Wishlist」が用意されており、今後の情報を追うことができます。
ゲームボーイシリーズの実カートリッジに対応する互換機はこれまでも登場していますが、『SGBC』は据え置き型であることに加え、HDMI出力、通信機能、ROMのバックアップなどをひとつにまとめようとしている点が特徴です。
今後は実機での動作映像や互換性の検証結果、特に日本で発売されたカートリッジがどこまで利用できるのかといった情報にも注目したいところです。
via.Retro Dodo




















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