ゲームキューブやWiiのディスクイメージ変換にも対応!「CHD Manager 2.0.1」公開

ゲームキューブやWiiのディスクイメージ変換にも対応!「CHD Manager 2.0.1」公開

ディスクイメージの変換・圧縮ツール「CHD Manager」のバージョン2.0.0と2.0.1が、2026年10月29日(GitHub表記)に公開されました。

今回の大型アップデートでは、従来のCHD形式に加えて、PSPで利用されるCSOやZSO、ゲームキューブやWii向けのRVZやWIA、WBFS、さらにWii UのWUXやWUDといったディスクイメージ形式にも対応しています。

また、最新版となる2.0.1では、PSP用PBPファイルの設定や、ソフトを保存したフォルダーを移動した際の処理が改善されています。

●CHD Manager 2.0.1 — GitHub Releases
https://github.com/Mr-Shizzy/CHD-Manager/releases/tag/v2.0.1

●CHD-Manager
https://github.com/Mr-Shizzy/CHD-Manager

ゲームキューブやWiiなど、対応するディスクイメージ形式が大幅に拡大

「CHD Manager」は、Mr-Shizzy氏が開発しているWindows向けのオープンソースソフトです。もともとは、アーケードゲームエミュレータ「MAME」で利用されているコマンドラインツール「chdman」を、GUIから手軽に操作できるようにすることを目的としていました。

CHDは「Compressed Hunks of Data」の略で、CD-ROMやDVDなどのディスクイメージを圧縮して保存できる形式です。プレイステーションやセガサターン、ドリームキャスト、プレイステーション2など、さまざまなゲーム機のエミュレータで採用されています。

「CHD Manager」では、こうしたディスクイメージをドラッグ&ドロップで登録し、複数のファイルをまとめて変換できます。今回のバージョン2.0.0では、これまで扱っていたCHDやISO、CUE/BIN、GDI、PBPなどに加え、対応形式が大幅に拡張されました。

たとえば、ゲームキューブやWiiでは、エミュレータ「Dolphin」で使用されているRVZやWIAのほか、GCZ、CISO、WBFSなどを扱えます。Wii Uについては、WUXとWUDの相互変換にも対応しています。

また、PSPやプレイステーション2関連ではCSOとZSO、CDイメージ関連ではECM形式にも対応。ZIPや7Z、RARなどのアーカイブファイルを、入力ファイルとして直接追加することも可能になりました。

ただし、すべての形式を自由に相互変換できるわけではありません。ソフト側でディスクの種類を判別し、利用可能な変換方法だけを選択肢として表示する仕組みです。なお、WiiのディスクイメージをRVZ、WIA、WBFS形式に書き出す場合は、別途Dolphinを導入するか、自分で用意したWiiのキーを設定する必要があります。

変換前の空き容量チェックやコマンドライン操作にも対応

バージョン2.0.0では、対応形式の拡大以外にも、いくつかの機能が追加されています。そのひとつが、変換前のディスク空き容量チェックです。変換中に作成される一時ファイルも含めて必要な容量を見積もり、空き容量が不足している場合は、処理を開始する前に通知するようになりました。

また、変換後のファイルを検証し、問題がなければ元のファイルをゴミ箱へ移動する機能も用意されています。必要に応じて元ファイルを完全に削除する設定も選べますが、こちらは初期状態では無効になっています。

このほか、ウィンドウを開かずに変換を実行できるコマンドライン機能も追加されました。大量のディスクイメージをまとめて処理したい場合や、変換作業をバッチファイルなどで自動化したい場合にも利用できるというわけです。

最新の2.0.1では設定関連の不具合を修正

バージョン2.0.0の公開後にリリースされた2.0.1では、主にふたつの修正が行われています。ひとつは、PSP用のベースPBPファイルをダウンロードした際の処理です。従来はダウンロード後にファイルを手動で指定する必要がありましたが、2.0.1では自動的に選択され、設定も保存されるようになりました。

もうひとつは、ソフトを保存しているフォルダーを移動した場合の対応です。ポータブルソフトである「CHD Manager」は、インストールせずに使用できますが、以前はフォルダーを移動した際に保存済みのファイルパスが正しく参照できなくなる場合がありました。

今回の修正では、起動時にフォルダーの移動や名前の変更を検出し、ベースPBPやchdman、Dolphinなど、以前のフォルダー内を参照していた設定を新しい場所に合わせて更新するようになっています。

「CHD Manager 2.0.1」は、Windows 10/11の64ビット環境に対応しており、GitHubで無料公開されています。配布されているZIPファイルを展開し、「CHD Manager.exe」を実行するだけで利用できます。

なお、開発者によると、新たに対応した形式については変換データの検証などが行われているものの、すべての実機やエミュレータでの動作確認が完了しているわけではありません。CHDへの一括変換だけでなく、PSPやゲームキューブ、Wiiなどのディスクイメージを整理するためのツールとしても、選択肢が広がったアップデートといえそうです。

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