NINTENDO64用ゲーム『ブラストドーザー』の海外版『Blast Corps』をPCで動作させる非公式プロジェクト『Blast Corps: Recompiled』が、2026年10月26日にバージョン1.0.1へ更新されました。開発を手掛けているのはSlaveOfIDO氏で、今回のアップデートではフレーム表示のタイミングや影の描画に関する修正などが行われています。
『Blast Corps: Recompiled』は、10月23日に初版となるバージョン1.0.0が公開されたばかりのプロジェクトです。Windows、Linux、macOSに対応しており、オリジナル版にはなかった高解像度表示やワイド画面表示などの機能も利用できます。
●Blast Corps: Recompiled(GitHub・プロジェクト概要)
https://github.com/SlaveOfIDO/blastcorps-recomp
●Blast Corps: Recompiled(GitHub・リリース履歴)
https://github.com/SlaveOfIDO/blastcorps-recomp/releases
フレーム表示のタイミングや影の描画を修正
今回公開されたバージョン1.0.1では、主に3つの変更が行われています。
ひとつは、フレームペーシングの修正です。これは、ゲームの各フレームを画面に表示する時間間隔に関するもので、表示タイミングのばらつきに関係する部分です。ただし、今回の修正によって具体的にどの程度改善されたのかについては明らかにされていません。
このほか、描画エンジンとして採用されている『RT64』の更新と、動的な影の描画時に細い線が発生する問題の修正も行われています。
いずれも新機能の追加ではなく、既存の描画処理などに関する修正が中心となっています。
高解像度やワイド画面表示、MODにも対応した非公式PC版
そもそも『ブラストドーザー』は、重機やさまざまな乗り物を操作して建物などを破壊し、暴走する輸送車の進路を確保していくアクションゲームです。
今回更新された『Blast Corps: Recompiled』は、NINTENDO64用ゲームを別のプラットフォーム向けに変換する技術『N64: Recompiled』を利用した非公式のネイティブ移植プロジェクトです。エミュレーターでゲームを動かす方式とは異なり、オリジナルのゲームコードをPC向けに変換して実行する仕組みが採用されています。
初版のバージョン1.0.0から、オリジナル版よりも高い解像度やフレームレートでの表示に対応しているほか、ワイド画面やウルトラワイド画面でのプレイも可能となっています。
また、MODやテクスチャーパックを導入する機能も用意されています。ゲーム内のメニューからグラフィックや操作方法、音声などを設定できるほか、MODの有効・無効を切り替えることも可能です。
これらは今回の1.0.1で追加されたものではなく、10月23日の初版から案内されている機能です。
Windows、Linux、macOSに対応! 北米版1.1のROMデータが必要
『Blast Corps: Recompiled』は、Windows、Linux、macOS向けに公開されています。Linux向けには通常の実行ファイルに加えてFlatpakも用意されており、Steam Deckで利用するための手順も公開されています。
ただし、このプロジェクトにはゲーム本体のデータは含まれていません。利用するには、北米版『Blast Corps』のバージョン1.1に該当するROMデータを自分で用意する必要があります。
開発者の説明によると、対応するROMデータをメインメニューから指定するだけでゲームを開始でき、別途データを抽出したり、利用者自身がプログラムをビルドしたりする必要はありません。
なお、指定されているのは北米版1.1のROMデータのみで、日本版『ブラストドーザー』のROMデータは対応対象として案内されていません。
あくまでも有志による非公式プロジェクトであり、任天堂やRareによる公式のPC移植版ではない点にも注意が必要です。


















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