NINTENDO64用ソフト『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する2Dのプリレンダリング背景を、リアルタイム3Dとして再構築する非公式プロジェクト『OoT unJPEG』。その開発を進めているReonu氏が、新たな進捗映像を公開しました。
今回公開された映像では、ゲーム冒頭に登場するリンクの家の内部を披露。オリジナル版では固定されていたカメラを自由に動かせるようになっているほか、新たに参加したテクスチャアーティストによるグラフィックの改善なども紹介されています。
『OoT unJPEG』は、NINTENDO64版のグラフィックスタイルを維持しながら、従来は1枚の画像として表示されていた背景を3Dモデルへ置き換えるプロジェクトです。当サイトでも2026年8月18日の記事で紹介しましたが、今回はその後の開発状況を確認できる内容となっています。
固定カメラだったリンクの家を自由に見回せる!
今回の映像で大きな見どころとなっているのが、ゲーム冒頭に登場するリンクの家です。オリジナル版では室内がプリレンダリングされた背景画像で表現されており、カメラの位置も固定されていました。
しかし『OoT unJPEG』では、この室内を丸ごとリアルタイム3Dとして再構築。オリジナル版と同じ2種類の固定カメラを利用できるだけではなく、Lボタンを押すことで自由カメラへ切り替えられるようになっています。
自由カメラでは、『スーパーマリオ64』のようにリンクの背後から見下ろす三人称視点となり、室内をさまざまな角度から眺めることができます。これまで固定カメラでは確認できなかった場所も見られるようになっており、家の奥にある窓から外の景色を眺めることも可能です。
一方で、ゲームそのものを大幅に作り替えるわけではなく、カットシーンの演出や当たり判定については、基本的にオリジナル版の仕様を維持する方針です。
見慣れたリンクの家でありながら、カメラを動かせるようになったことで、これまでとはまったく違った印象を受けるのが面白いところです。元々は1枚の背景画像だった場所を、実際に歩き回れる3D空間として作り直していることがよくわかります。
テクスチャや城下町のNPCにも改善が進む
今回の開発進捗では、グラフィック面での改善についても報告されています。
Reonu氏は以前からテクスチャ制作に協力してくれるアーティストを募集していましたが、新たにRobert Rose氏とLii氏がプロジェクトに参加。背景に使用されるテクスチャの品質向上などが進められています。
また、映像の終盤ではハイラル城下町のNPC(ノンプレイヤーキャラクター)の改修も紹介されています。
具体的には、薬屋の前にいる女性や、市場の露店にいる住人たちの見た目が改善されています。オリジナル版では固定カメラのため、キャラクターの表情などが細かく見えることはありませんでした。しかし、自由にカメラを動かせるようになることで、こうした部分も作り直す必要が出てきたようです。
単に背景を3Dモデルへ置き換えるだけではなく、さまざまな角度から見ても違和感のないように、細かな部分まで手が加えられていることがわかります。
NINTENDO64実機向けのROMハックとしても公開予定
『OoT unJPEG』は、完成後にNINTENDO64実機で動作するROMハックと、PC向けの『Zelda 64 Recompiled』に対応したModの両方を提供する構想となっています。
ただし、現時点では正式な公開時期は明らかにされておらず、今回紹介された機能についても、最終的な仕様が変更される可能性があります。
それでも、オリジナル版では見ることができなかった場所を自由に眺められるようになるというのは、『時のオカリナ』を遊んだことがある人にとって、興味深い変化ではないでしょうか。
特に今回のリンクの家のように、昔から見慣れた場所が実際の3D空間として再構築されている様子を見ると、ほかの場所がどのように生まれ変わるのかも気になるところです。
via.Time Extension















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