FPGAを搭載したレトロゲーム互換機を開発するAnalogueは、2026年10月16日に発表した新型『Super Nt+』と『Mega Sg+』が、アナログ映像出力用アクセサリー『Analogue DAC』に対応することを明らかにしました。
『Analogue DAC』は、同社がゼロから設計したデジタル・アナログ変換器です。ゲーム機から出力されるデジタル映像信号をアナログに変換することで、ブラウン管テレビや業務用のPVMなどにも接続できるようになります。
今回発表された2機種には、『Analogue DAC』との接続に利用できるUSB-A端子も新たに搭載されています。
●『Analogue DAC』公式ページ
https://www.analogue.co/dac
●『Super Nt+』公式ページ
https://www.analogue.co/super-nt
●『Mega Sg+』公式ページ
https://www.analogue.co/mega-sg
●『Analogue DAC』公式ストア
https://store.analogue.co/products/analogue-dac
ゼロから独自設計された『Analogue DAC』とは?
『Analogue DAC』は、Analogueが2019年に発表したデジタル・アナログ変換器です。もともとは同社のスーパーファミコン互換機『Super Nt』やメガドライブ互換機『Mega Sg』向けに開発されたもので、これらのゲーム機から出力されるデジタル映像信号をアナログに変換することができます。
今回公開された『Super Nt+』と『Mega Sg+』の公式ページでも、『Analogue DAC』について次のように説明されています。
「Analogue DACは、ゲーム機の純粋なデジタル出力をアナログに変換するため、ゼロから設計しました。これにより、CRTやPVMなど、さまざまなモニターへの接続が可能になります」
一般的なHDMI出力に対応する互換機の場合、古いブラウン管テレビに接続するには別途変換機器が必要になります。しかし、『Analogue DAC』は同社のゲーム機向けに専用設計されており、アナログ環境でも高品質な映像と音声を出力できることが特徴です。
対応する映像信号は、RGB、コンポーネント、S端子、コンポジットの4種類です。本体にはHD-15映像出力端子やステレオ音声用のRCA端子などが搭載されており、接続するテレビやモニターに合わせて適切なケーブルを使用します。
また、『Analogue DAC』自体にもFPGAが搭載されており、ファームウェアによる機能の更新に対応しています。
新型『Super Nt+』『Mega Sg+』にも正式対応!
2026年10月16日に発表された『Super Nt+』と『Mega Sg+』では、従来モデルからさまざまな改良が加えられています。
そのひとつが接続端子の変更です。
新型モデルでは電源端子がUSB-Cに変更されたほか、USB-A端子も追加されました。このUSB-A端子は、『Analogue DAC』との接続やコントローラーの充電に使用するためのものです。
ただし、一般的なUSBデータ通信には対応しておらず、USB接続の有線コントローラーを直接つないでプレイすることはできません。
従来の『Super Nt』と『Mega Sg』も『Analogue DAC』に対応していましたが、新型モデルではDACを利用するための接続環境が改良されている点がポイントです。
両機種とも最大1080pのHDMI映像出力に対応していますが、『Analogue DAC』を組み合わせることで、最新の液晶テレビだけではなく、昔ながらのブラウン管テレビでもスーパーファミコンやメガドライブのゲームが楽しめるようになります。
DAC本体の新モデルや再販については未発表
ここで気になるのが、『Analogue DAC』本体にも新たな変更が加えられているのかという点です。
今回公開された公式ページには「ゼロから設計した」という説明がありますが、『Analogue DAC』自体は2019年から存在する製品であり、この表現だけで今回新たに再設計されたと判断することはできません。
現時点では、DAC本体の新モデルやハードウェアの仕様変更について、具体的な発表は確認できていません。
また、Analogue公式ストアでは、DACの価格が79.99ドルと表示されているものの、2026年10月17日時点では在庫切れとなっています。
新型『Super Nt+』『Mega Sg+』への対応が正式に案内されたことから、今後DACの再販についても動きがあるのか注目したいところです。
ちなみに、新型『Super Nt+』と『Mega Sg+』はいずれも219.99ドルで、2026年10月19日午前8時(米国太平洋夏時間、日本時間10月20日午前0時)から予約受付が開始され、同年12月の出荷が予定されています。
Bluetoothと2.4GHzのワイヤレスコントローラー接続にも新たに対応していますが、『Analogue Pocket』などで利用できる「openFPGA」には対応していません。
今回、『Analogue DAC』への対応が明確になったことで、新型互換機でもブラウン管ならではの映像でゲームを楽しめることがわかりました。HDMIによる高精細な映像だけではなく、当時の雰囲気を重視したプレイ環境も選べるのは、レトロゲームファンにとってうれしいポイントといえそうです。















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