初代『ローリングサンダー』がメガドライブに! レイラも操作可能で、ふたり協力プレイに対応するα版公開

初代『ローリングサンダー』がメガドライブに! レイラも操作可能で、ふたり協力プレイに対応するα版公開

ナムコのアーケードゲーム『ローリングサンダー』をメガドライブ向けに移植した非公式作品『Rolling Thunder MD』のα版が、2026年10月18日に公開されました。開発を手掛けたのはrester159氏で、原作の全10エリアを収録しているほか、レイラを操作キャラクターとして使用できる新要素や、ふたり協力プレイ、サバイバルモードなどが追加されています。

また、10月19日にはROM容量の縮小や不具合の修正などを行った最新版「v0.81 Alpha」も公開されています。

●Rolling Thunder MD – Alpha
https://rester159.itch.io/rolling-thunder-md

初代『ローリングサンダー』を全10エリア収録

『ローリングサンダー』は、ナムコがアーケード向けに発売した横スクロール型のアクションゲームです。プレイヤーは秘密工作員のアルバトロスを操作して、敵組織に捕らえられた女性工作員のレイラを救出するために戦っていきます。

本作の特徴は、銃による攻撃に加えて、ステージ内にある扉を利用した駆け引きが楽しめるところです。扉の中に隠れて敵の攻撃を回避したり、弾薬を補充したりしながら進んでいく、独特のゲーム性が魅力となっています。

メガドライブでは、シリーズ作品として『ローリングサンダー2』や『ローリングサンダー3』が登場していましたが、初代は移植されていませんでした。今回公開された『Rolling Thunder MD』は、そんな初代作品をメガドライブ向けに再現することを目指して開発されたものです。

ゲームには5エリアを2周する全10エリアが収録されており、エリア間の移行やエンディング、ハイスコアの登録機能なども実装されています。

また、オリジナルのゲーム体験を楽しめる「Arcade」モードも用意されています。こちらではアルバトロスを操作し、敵の配置や攻撃のタイミング、残機やコンティニューなど、アーケード版に近いゲーム内容を再現することを目指しています。

レイラも操作できる! ふたり協力プレイやサバイバルモードも追加

今回の移植で特に注目したいのが、アーケード版にはなかった新要素です。

「Home」モードでは、アルバトロスに加えてレイラも操作キャラクターとして選択できるようになっています。原作では救出される側だったレイラですが、今回は自ら銃を手にして敵と戦うことができるのです。

レイラのキャラクターグラフィックスは『ローリングサンダー2』を参考にしており、初代のゲーム内容に合わせて新たなアニメーションなども追加されています。

さらに、アルバトロスとレイラによるふたり協力プレイにも対応しています。ひとつの画面を共有しながら進んでいく方式で、それぞれのプレイヤーが独立して移動や攻撃を行うことができます。武器や弾薬、ダメージの状態は個別に管理されますが、コンティニューに使用するクレジットは共有する仕組みです。

開発者によると、協力プレイでは通常よりも敵の数と攻撃機会を約50パーセント増やすことを目標に調整しているとのこと。ただし、ゲームエンジン側の制限もあるため、常にこの割合で敵が増えるわけではありません。

もうひとつの追加要素が「Survival」モードです。こちらは最初のエリアをベースに、ステージの区画を組み替えながら進んでいくモードで、先に進むほど敵の数や攻撃が激しくなっていきます。通常のステージとは異なり、決められたゴールを目指すのではなく、どこまで生き残れるかに挑戦する内容となっています。

このサバイバルモードも、ひとりだけでなくふたり協力プレイで楽しむことが可能です。

そのほか、音楽や効果音もメガドライブ向けに再現されており、全13曲を自由に試聴できるサウンドテストも用意されています。

ROM容量を4MBに縮小した最新版「v0.81 Alpha」も公開

初回のα版公開後、開発者のrester159氏はさっそく改良を実施し、日本時間の10月19日には「v0.81 Alpha」を公開しました。

今回の更新では、ROMファイルの容量が4MB(32Mbit)に縮小されています。これにより、従来の大容量ROMに対応していなかった環境でも、利用できる可能性が広がっています。

また、アルバトロスとレイラのキャラクター選択画面に表示される肖像画が変更されたほか、レイラの髪の色も紫系に修正されています。

ゲーム部分では、アーケードゲームのデモプレイに相当するアトラクトモードが追加され、操作設定やCボタンによるジャンプにも対応しました。そのほか、扉に入る際のキャラクター表示、効果音、ゲームオーバー後の再開処理、PAL方式での起動に関する問題なども修正されています。

開発者は「Genesis Plus GX」と「PicoDrive」でテストを行ったと説明していますが、現時点ではまだα版ということもあり、動作面には注意が必要です。特に、ふたり協力プレイで敵が増える場面では処理速度が低下することがあり、実機での動作検証も引き続き進められています。

『Rolling Thunder MD』は、現在itch.ioで公開されており、最新版の「Rolling_Thunder_MD_v0.81_Alpha.bin」を入手することができます。また、GitHubではソースコードも公開されていますが、ソースからビルドする場合には、利用者自身が用意したアーケード版のROMデータなどが必要です。

あくまで非公式の移植作品ではあるものの、これまでメガドライブで遊べなかった初代『ローリングサンダー』が再現され、さらにレイラとの協力プレイまで楽しめるというのは、シリーズのファンにとって興味深い試みといえそうです。

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