Android向けPS Vitaエミュ「EmuCoreV」にセーブステート追加、一部ゲームは非対応

Android向けPS Vitaエミュ「EmuCoreV」にセーブステート追加、一部ゲームは非対応

Android向けのPlayStation Vita(PS Vita)エミュレーター「EmuCoreV」を開発しているsashkinbro氏は、2026年10月11日に新バージョンとなる「v0.2.4」をGitHubで公開しました。今回のアップデートでは、ゲームのプレイ状態を保存・復帰できる「セーブステート」機能が新たに追加されています。

また、10月13日にはUIやエミュレーションコアの修正を行った「v0.2.5」も公開されました。ただし、セーブステートについては一部のゲームで正常に動作しない場合があると案内されており、現時点ではすべてのタイトルで利用できるわけではありません。

●EmuCoreV v0.2.5 最新リリース(GitHub)
https://github.com/sashkinbro/EmuCoreV/releases/tag/v0.2.5

PS VitaのゲームをAndroidで楽しめる「EmuCoreV」とは?

「EmuCoreV」は、オープンソースのPS Vitaエミュレーター「Vita3K」をベースにした、Android向けの非公式エミュレーターです。エミュレーション処理にはVita3Kをベースとするコアを採用しつつ、Android向けに独自のユーザーインターフェースやゲーム管理機能などを組み合わせているのが特徴です。

ゲームライブラリでは、インストール済みのタイトルを管理できるほか、カバーアートやゲーム情報、互換性に関する情報なども確認できます。また、ゲームごとの設定や画面上の操作ボタン、外部コントローラーへの対応など、スマートフォンやAndroid搭載ゲーム機で利用することを想定した機能も備えています。

ただし、PS Vitaのすべてのゲームが動作するわけではなく、互換性やパフォーマンスはタイトルや使用する端末によって異なります。

v0.2.4でセーブステート機能が追加!

今回のv0.2.4で注目したいのが、新たに追加されたセーブステート機能です。

セーブステートは、ゲーム側が用意している通常のセーブ機能とは異なり、エミュレーター側でプレイ中の状態を保存し、そこから再開できるようにするものです。

たとえば、セーブポイントまで進まなければ保存できないゲームでも、セーブステートが正常に機能するタイトルであれば、途中の状態を保存しておけるようになります。スマートフォンなどで短時間ずつゲームを楽しみたい場合にも、便利な機能といえそうです。

もっとも、開発者は一部のゲームでセーブステートが動作しない可能性があることを明記しています。具体的にどのタイトルで利用できるかについては、今回のリリースノートでは案内されていません。

そのため、現時点では通常のゲーム内セーブも併用しながら利用した方がよさそうです。

また、v0.2.4ではセーブステート以外にも、以下のような変更が行われています。

  • チート管理機能の追加
  • 操作設定エディターの更新
  • 統計情報の更新
  • 新たな言語の追加
  • UIの修正および改善
  • その他の不具合修正と改善

このように、ゲームプレイを補助する機能だけではなく、アプリ全体の使い勝手についても改良が加えられています。

最新版v0.2.5ではUIとコアを修正

セーブステートの追加から2日後となる10月13日には、v0.2.5も公開されています。

こちらの更新内容は、UIの修正とエミュレーションコアの修正です。リリースノートには具体的な修正箇所までは記載されておらず、セーブステートの対応タイトルが増えたかどうかについても明らかにされていません。

なお、今回追加されたセーブステートはEmuCoreV独自のアップデートとして案内されているものであり、Vita3K本体に同じ機能が追加されたという発表ではありません。

ダウンロードはGitHubから。セーブデータの扱いにも注意

EmuCoreVの最新版v0.2.5は、開発者のGitHubにあるリリースページから入手できます。

Google PlayにもEmuCoreVの掲載ページは存在していますが、今回のv0.2.4およびv0.2.5がストア版に反映されているかどうかは確認できていません。GitHubで配布されているバージョンと、ストア版の更新状況は分けて確認する必要があります。

また、v0.2.4のリリースノートではクリーンインストールが推奨されています。すでにEmuCoreVを利用している場合は、既存のゲームデータやセーブデータなどが失われないよう、事前にバックアップを取るなどの注意が必要です。

なお、EmuCoreVにはPS Vitaのゲームデータやファームウェアなどは同梱されていません。利用する場合は、適法に入手したゲームデータなどを別途用意する必要があります。

今回のセーブステート追加によって、AndroidでPS Vitaのゲームを楽しむ際の選択肢がひとつ増えたことになります。まだ対応に制限はあるものの、今後のアップデートで利用できるタイトルが増えていくのか、引き続き注目したいところです。

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