1983年の8ビットPC『Atari 800XL』が現代版で復活!実カートリッジ対応、HDMI出力や30秒巻き戻し機能も

1983年の8ビットPC『Atari 800XL』が現代版で復活!実カートリッジ対応、HDMI出力や30秒巻き戻し機能も

Atariは2026年10月8日、1983年に発売された8ビットホームコンピュータ「Atari 800XL」を現代向けに再現した新製品『THE 800XL』を発表しました。オリジナルの外観を再現しながら、実物のゲームカートリッジが使用できるスロットやフルサイズのキーボードを搭載。さらに、HDMI出力やUSBストレージへの対応、セーブ機能、最大30秒の巻き戻し機能など、現代ならではの便利な機能も追加されています。

本製品はRetro Games Ltd.が設計し、PLAION REPLAIが製造・流通を担当します。価格は219.99米ドルで、2027年4月23日より出荷が開始される予定です。

●Retro Games Ltd.「Announcing THE 800XL」公式発表
https://retrogames.biz/news/the800xl-announce/

●Atari「THE 800XL」公式製品ページ
https://atari.com/pages/800xl

40年以上前の8ビットPCをフルサイズで再現

オリジナルのAtari 800XLは、1983年に登場した8ビットホームコンピュータです。64KBのメモリやグラフィック、サウンド用のカスタムチップを搭載し、ゲームだけでなくプログラミングなども楽しめるコンピュータとして親しまれてきました。

今回発表されたTHE 800XLでは、そんなオリジナルモデルの特徴的なデザインを再現しています。

ブラウンとクリーム色を基調としたカラーリングはもちろん、フルサイズのメカニカルキーボードを採用。単に見た目を似せたミニチュアではなく、当時のコンピュータを操作する感覚も重視した製品となっています。

さらに注目したいのが、実際に使用できるカートリッジスロットを搭載していることです。これにより、対応するオリジナルのゲームカートリッジを差し込んで遊ぶことができます。

もちろん、古いカートリッジのすべてについて動作が保証されているわけではありませんが、当時のゲームを実物のメディアで楽しめる点は、レトロゲームファンにとって大きな魅力といえそうです。

HDMI出力やセーブ機能、最大30秒の巻き戻しにも対応

THE 800XLは、昔のゲームを現在のテレビやモニターで快適に楽しめるよう、さまざまな機能が追加されています。

映像出力にはHDMIを採用しており、50Hzと60Hzの表示に対応。オリジナルに近い4:3の画面比率やピクセル単位の表示モードに加え、ブラウン管テレビの雰囲気を再現するCRTフィルターも利用できます。

また、USB-A端子を4基搭載しているため、USBストレージや追加のコントローラーなどを接続することも可能です。本体への電源供給にはUSB-Cを使用します。

ゲームプレイをサポートする機能としては、ゲームごとに4つのセーブスロットが用意されています。好きなタイミングで進行状況を保存できるほか、プレイ内容を最大30秒前まで巻き戻す機能も搭載されています。

これらの機能は、本体に内蔵されたゲームだけでなく、USBストレージから読み込んだソフトや対応する実カートリッジでも利用できるとされています。

なお、パッケージには専用ジョイスティック「THECXSTICK」が同梱されます。こちらはクラシックなデザインを再現しながら、従来のファイアボタンに加えて7つのアクション・機能ボタンを備えています。

Atari 5200のゲームもサポート!BASICによるプログラミングも可能

THE 800XLでは、Atari 400、800、XL、XEシリーズ向けのソフトウェアに加え、家庭用ゲーム機「Atari 5200」向けのゲームもサポートすると発表されています。

ただし、これは各機種向けのソフトウェアへの対応を意味するもので、Atari 5200用の実カートリッジなど、すべてのメディアや周辺機器を直接使用できるという意味ではありません。

また、USBストレージを使用することで、カートリッジ、ディスク、カセットの各種イメージファイルを読み込むこともできます。

さらに、本製品にはプログラミング言語の「Atari BASIC」が内蔵されています。

フルサイズのキーボードを使ってプログラムを作成できるほか、作成したプログラムの保存や読み込みにも対応。ゲームをプレイするだけではなく、当時のホームコンピュータのように自分でプログラムを作って楽しむことも可能です。

最近の復刻ゲーム機とは少し異なり、単なるゲーム専用機ではなく、コンピュータとしての楽しみ方まで再現しているところもTHE 800XLの特徴といえるでしょう。

25タイトルを内蔵!条件を満たすと追加ゲームも解放

THE 800XLには、あらかじめ25タイトルのゲームが収録されています。

収録作品には『Asteroids』『Centipede』『Missile Command』といったAtariの代表的なゲームのほか、『Boulder Dash』『M.U.L.E.』『Miner 2049er』『The Seven Cities of Gold』なども含まれています。

内蔵された25タイトルのうち、8作品がAtariの自社タイトル、17作品がサードパーティーのライセンス作品です。

さらに、アナログコントローラーを接続することで、隠しタイトルとして用意されている『Castle Crisis』と『Super Breakout』の2作品を解放することもできます。

つまり、通常の25タイトルに加えて、条件を満たせば合計27タイトルを楽しめるというわけです。

価格は219.99ドル、2027年4月23日より出荷開始予定

THE 800XLは2026年10月8日より予約受付が開始されています。発表されている各地域の価格は以下の通りです。

地域価格
アメリカ219.99米ドル
イギリス199.99英ポンド
ヨーロッパ219.99ユーロ
オーストラリア349.99豪ドル

出荷開始は2027年4月23日を予定しています。

パッケージにはTHE 800XL本体のほか、専用ジョイスティック「THECXSTICK」、USB-A-USB-C電源ケーブル、HDMIケーブル、クイックガイドが付属します。

なお、現時点では日本国内での正式販売や日本向け価格、配送・保証への対応については確認できていません。

40年以上前に登場したホームコンピュータが、当時のカートリッジやキーボードによる操作を残しつつ、現代のテレビやUSBストレージにも対応して復活するTHE 800XL。

単に懐かしいゲームを遊ぶだけでなく、当時のコンピュータ文化を体験できる製品としても、注目を集めそうです。

via.Time Extension

ABOUT US
アバター画像
retrogamer