NINTENDO64版『大乱闘スマッシュブラザーズ』を対象にした非公式デコンパイルプロジェクト「ssb-decomp-re」の進捗ページが「Complete」表示になったことが、2026年8月25日に確認されました。
●ssb-decomp-re GitHub:プロジェクトページ
https://github.com/VetriTheRetri/ssb-decomp-re
●ssb-decomp-re Progress:進捗ページ
https://github.com/VetriTheRetri/ssb-decomp-re
同プロジェクトの関連情報を発信しているDefault DNBも、同日Xでデコンパイル作業が100パーセントに到達したことを報告しています。
「ssb-decomp-re」は、VetriTheRetri氏のGitHubで公開されているファンプロジェクトです。GitHubのリポジトリには2,000件を超えるコミットがあり、長期間にわたってNINTENDO64版『Super Smash Bros.』の解析作業が進められてきました。
[このゲームのソースコードで何が起こるか楽しみです!]
SSB 100% デコンパイル済み
リコンパイルの準備完了 ~ 2026年8月25日
未一致の関数がなくなり進捗ページが「Complete」に
プロジェクトでは専用の進捗ページが用意されており、ゲーム内の関数をどこまで一致させられたか確認できるようになっています。
8月25日時点では、このページのステータスが「Complete」に変わっており、「Remaining Nonmatching Functions(残っている未一致関数)」にも項目が表示されていません。
GitHubにはUS版と日本版に関連する設定ファイルやレポートも含まれています。ただし、進捗ページ上の「Complete」がどの地域版を対象としているかについてはページ上から明確に判断できないため、US版と日本版の両方が100パーセント一致したという意味ではありません。
「100パーセント=PC版完成」ではないので注意
ここで注意したいのが、「デコンパイル完成」と「PC移植版完成」は別の話だということです。
デコンパイルでは、製品として発売されたゲームのプログラムを解析し、再びコンパイルしたときに元のゲームと一致するコードへと再構築していきます。これは任天堂やHAL研究所が開発時に使用していたオリジナルのソースコードそのものが公開されたという意味ではありません。
「ssb-decomp-re」のREADMEを見ると、ゲームを構築するには利用者自身がオリジナルROMを用意する必要があります。US版の場合は、リポジトリのルートに baserom.us.z64 としてROMを配置し、そこから必要なデータなどを抽出する仕組みになっています。
つまり、このGitHubリポジトリをダウンロードするだけで『大乱闘スマッシュブラザーズ』が遊べるわけではありません。また、調査時点ではGitHubのReleasesにも一般ユーザー向けの完成済みPC版などは公開されていません。
今後の再コンパイルや移植に向けた大きな土台に
それでも、進捗表示が「Complete」になったことは大きな技術的マイルストーンといえます。
こうしたデコンパイルによってゲームのプログラム構造を再構築できれば、そのコードをベースにした研究やMOD開発のほか、将来的には別環境で動かすための再コンパイルやネイティブ移植などへ発展する可能性があります。
実際にNINTENDO64タイトルでは、デコンパイルや静的再コンパイル技術を利用した非公式PC移植なども登場していますが、「ssb-decomp-re」については現段階ではあくまでデコンパイル作業が「Complete」になった段階です。
すぐに遊べるPC版が公開されたというニュースではありませんが、初代『大乱闘スマッシュブラザーズ』の解析がひとつの大きな節目を迎えたことになります。
via.ReCollect64 Blog















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