ほんの思いつきで、ファミコンをARグラスの『XREAL Air2 Pro』で遊んでみようと思い繋いでみたところ、思ったようにうまく動かないことがわかりました。これは特にファミコンに限った話ではなく、単純にARグラスのソースとして適しているものはなにかということなのですが、こちらはそこからわかったプチ知見を共有しておきます。
赤白ファミコン+RGB Blaster+RAD2X HDMIケーブル+XREAL Adapter
一番最初に試してみたのが、『RGB Blaster』と『RAD2X HDMIケーブル』を赤白ファミコンに組み合わせてHDMI出力し、それを『XREAL Adapter』で取り込んで『XREAL Air2 Pro』にファミコンの映像出力をしてみるという取り組みでした。
こちらは結論からいうと何も映らず。少しだけ思い当たる節があったので、ためしにFPGAのファミコン互換機『AVS』でも接続してみましたが、やはり何も映りませんでした。
映像ソースが1080p以下だとARグラスで映らない?
このふたつの組み合わせで共通していたのが、どちらも入力ソースがフルHD(1080p)ではないということころです。『RAD2X HDMIケーブル』は、240pの映像を2倍の480pにアップスケールするというもの。また、『AVS』はファミコンの映像を720pで出力するという互換機です。
どうやらこの映像ソースが1080p以下になっていると『XREAL Air2 Pro』または『XREAL Adapter』で対応することができなさそうだということが推測できます。
そこでさらに試してみたのが、1080pで映像出力することができる高級ファミコン互換機の『Nt mini Noir』です。こちらはあっさりと表示することができました。
映像ソースが1080p以下のときの解決作も
ちなみにネットの情報によると、1080p以下のソースであっても、『mClassic』のような、アップスケールできるアイテムが映像を出力することができるという話がありました。しかし、残念ながらすでにこれらのデバイスは手放してしまったため、今回は試していません。
単純にファミコンなどのレトロゲームをARグラスでプレイするのにもっともお手軽な方法は、『Steam Deck』などでエミュレーターを動かしてUSB Type-Cで直差しすることになりそうです。これなら間に余計なアダプターも必要なく、そこそこ大きな画面サイズでいつでもどこでもレトロゲームをプレイすることができます。