日本Xrealは、10月17日に千葉県の幕張メッセで開催されているテクノロジーの総展示会「CEATEC 2023」で、同社のARグラス最上モデル『XREAL Air2 Pro』の新製品発表会を開催しました。発売は2023年11月17日で、価格は6万1980円（税込）。2023年10月27日により、公式サイトやアマゾンなおで先行予約の受付を開始するほか、ビックカメラやヨドバシカメラでも予約の受け付けが開始されます。
「東京ゲームショウ2023」でも、最新モデルの『XREAL Air 2』の発表に合わせて、『XREAL Air2 Pro』についても少しだけ触れられていましたが、今回のメディア向け発表会では、日本Xreal General Managerのケン・ファン氏より、さらなる本製品の詳細について説明が行われました。
電流で透過率を変更できるElectrochromic調光を搭載
ARデバイスの特徴のひとつに、大画面で映像が見られるというものがありますが、同社では「Magic IN MY POCKET」というスローガンでポケットに入れて歩けるということをアピールしています。今回発売される『XREAL Air2 Pro』は、レンズの透明度を3段階で透明度を設定することがでるところが最大の特徴となっています。
それを実現しているのが、「Electrochromic調光」と呼ばれるテクノロジーです。こちらは、電流によって液晶分子の配列を調整することで、透過率を自由自在に操作できるというもの。簡単にいうと環境に合わせてレンズの明るさを調整できるのですが、レンズの厚さはわずか1mm以下を実現。反応速度も100ミリ秒を実現しています。
透過率0パーセントの没入モードでは、屋外などARが苦手とする明るい場所でも映像が見られるモードとなっています。透過率35パーセントの通常モードは、社内や屋内などで使用するときにちょどいい透過率になっています。透過率100パーセントの透明モードでは、現実世界のものも含めてよく見えるようなモードです。
『XREAL Air2 Pro』自体は、先に発表された『XREAL Air2』に搭載されている機能もすべてカバーされています。SONY製の0.55″ Micro-OLEDスクリーンを搭載し、世界初のドイツのラインランドの色精度認証 Gamma2.2も取得し、各ユニットも調整済みになっています。
従来のモデルと比較して、本体も全体的に軽く薄くなっています。また、エアクッションが入ったノーズパッドや、柔軟なゴム製のテンプルも採用されています。さらに、柔軟性のあるフレキシブルなコンパウンド基板を使用することで、分散型で冷却しやすい構造にもなっています。デザインとしても50：50の黄金比で作られているため、耳への負担も少ないのが特徴です。
音質も向上しており、外部に向けてのノイズキャンセリングが行われるため、音漏れも最小限に防ぐことができます。
こちちらは東京ゲームショウ2023でも発表されていたものですが、USB Type-Cが搭載されたiPhone 15シリーズと直接接続することもでき、アダプターも不要になっています。価格もすでに発表済みですが、通常の『XREAL Air2』は2職展開で5万4980円（税込）。『XREAL Air2 Pro』は、1色展開で7000円高い6万1980円となっています。
『XREAL Air2』の特も事前予約特典がありましたが、今回の『XREAL Air2 Pro』でも同様の5000円分の先行販売パッケージが事前予約特典として付属します。
『XREAL Air2 Pro』の予約開始は2023年10月27日から。同社のパートナーであるビックカメラやヨドバシカメラでもウェブサイトで事前予約が行えるようになる予定です。
実際に同社のブースでも出展されており試してみましたが、たしかにレンズの色がボタンを押すごとに変わるのはなかなか面白いギミックでした。今回はメガネの上から付けようとしましたが、こちらはいまいちだったので、専用のレンズを作った方が良さそうな韻書うです。
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