『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性

『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性

資料用のゲームを探しに行ったときに、たまたま状態のいいファミコン向けゲーム『たけしの挑戦状』が売られていたので、ついつい買ってしまいました。ちなみにこのゲームですが、筆者はリアルタイムで購入しており攻略本を見ながら遊んでいたにも関わらず、かな~り苦労した記憶しかありません。そのため、2度3度繰り返して遊びたいという気はまったくおこらずにゲームとしてもほとんど興味はなかったものの・・・・・・買っちゃうのがレトロゲームの性ってやつですね!

しかし、久々にパッケージを見ましたが、当時の記憶はすっかりと消し去られたメメント状態のため、意外な作りに驚かされました。

『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
▲パッケージの裏側。そこには、文字通りの挑戦状が書かれています。
『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
▲今回驚いたのは中パッケージのほう。こんな作りになっていたのは、新鮮な気分でした。
『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性

さて、本作が発売されたのは1986年12月10日。なんとその前日に、かの有名なフライデー襲撃事件を起こしたため、再販分が出たのは4年後の1990年にまで伸びてしまったそうです。そうした状況にありながらも、80万本もの大ヒット作品となりました。

打ち合わせにはビートたけし氏本人が参加して、ゲームが作り上げられています。最初はしらふでゲームの話しいたそうですが、途中からお酒も入り途中から酔っ払ってしまったものの、そのときの与太話も含めてタイトーがすべてゲーム化してしまったため、かなり理不尽な内容となって完成してしまいました。

当時の所属事務所の絡みで攻略本は太田出版から発売されましたが、それを見てもゲームがクリアできないという苦情電話が1日に400件もあったのだとか。そのため、攻略本を作った担当者は死んだということにして、すぐに2冊目の攻略本が発売されています。

たしかに、あの攻略本を見たところで理不尽な部分は数多くありましたからね(笑)。

『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
▲マニュアルに書かれているゲームのストーリー。いきなり「このロケットはすごいロケットだ」的な文章が出てきて、度肝を抜かされます。

『たけしの挑戦状』といえば、Ⅱコンのマイクを使ったカラオケが有名ですが、コントローラーの故障などで使えいないことも考慮してか、Ⅱコンの下ボタンとAボタンを同時に押すことで代用できることがマニュアルに書かれています。このおかげで、互換機でも問題なく遊べるのは嬉しいところですね!

『たけしの挑戦状』がそこそこいい状態で売っていたのでつい買ってしまうのがレトロゲーマーの性
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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。