Save the Hero Buildersより発売中の、マルチダンパーの『カートリッジリーダー』。そこに新たなオプションとして、RTC(リアルタイムクロック)機能を追加したクロックジェネレーターがオプションで追加されました。こちらはものすごく簡単にいうと、吸い出したROMやセーブデータのフォルダとファイルの日付を記録できるというもの。
●Clock Signal Generator + Real Time Clock(単品は2200円)
ちょっと意味がわかりにくいかもしれませんが、ウィンドウズでフォルダを開いたときに表示される、更新日時を保存した日付と時間にしてくれるものです。まぁ、機能としては地味ではありますが、多数のファイルがmicroSDカードに保存されていると、どれが最新のものかわかりにくい場合があります。そんなときに、タイムスタンプが記録されていることで、すぐに見つけることができます。
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この『Clock Signal Generator + Real Time Clock』は、すでに『カートリッジリーダー』を所有している場合は、単品で購入することができます。また、新規で購入する場合は、オプションで選べば最初から組み込まれた状態で入手することが可能です。
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既存のクロックジェネレーターとリプレイス!
というわけで、こちらの『Clock Signal Generator + Real Time Clock』をサンプルとして送ってもらったので、さっそく取り付けてみることにしました。ものとしては、すでに『カートリッジリーダーに』
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この『Clock Signal Generator + Real Time Clock』は、時間を記録しておくためにボタン電池を取り付けておく必要があります。CR16XX番台の電池ならどれでもいいようですが、今回はパナソニックの『CR1632』を入手してみました。
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電池を取り付けたら、『カートリッジリーダー』の裏ブタのネジを外していきます。このとき、ワッシャーが2ヵ所とめられているので、間違ってなくさないようにしましょう。
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交換するのは、下の写真の赤枠で囲んだクロックジェネレーターです。手で簡単に抜けるので、サクッと差し換えておきましょう。
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チップを差し換えたら、ふたたび裏ブタのネジをしめて元に戻しておきましょう。
ファームウェアのアップデート
続いて、本体のファームウェアを最新のバージョンにアップデートします。この記事を作成している時点(2024年5月25日)での最新バージョンは、V13.1です。
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ファームウェアをダウンロードしたら、ファイルを解凍。USBでPCと『カートリッジリーダー』を接続して電源をONにしておきます。先ほど解凍したファイルの中からArduino IDEを見つけて管理者として実行。ファイルメニューからスケッチブック>Cart_readerを選びます。
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上部のタブから「Config.h」を選び、「#defing RTC_installed」の前にあるコメントアウト(//の部分)を消します。それ以外に、『カートリッジリーダー』で使用したい機種でコメントアウトされている部分も、同様に「//」を削除。
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さらに、ハードウェアバージョンの「#define HW3」のコメントアウトも消しておき、ファイルメニューの「スケッチ」から、「マイコンボードに書き込む」を選んで、ファームウェアを更新します。
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後は実際にROMを吸い出してみて、ファイルやフォルダにタイムスタンプがしっかりと追加されているか(吸い出した日付になっているか)確認してみましょう!
ということで、この記事の上部にも掲載してありますが、たしかに以前吸い出したものとは異なり、しっかりと日時が更新されていることが確認できました。やや地味目の機能ではあるものの、あるのとないのとでは大違いかもしれませんね!?