ブラウザー上でレトロPCゲームの管理や起動が行えるウェブアプリ『WAD Commander 2.0』が、公式サイトで利用できるようになっています。2026年10月6日に11月2日のローンチが予告されていたもので、11月3日時点で公式サイトには「WAD Commander v2.0」と表示されています。
もともと『Doom』や『Doom II』などのWADファイルを扱うツールとして登場した『WAD Commander』ですが、今回のバージョンでは対応するゲームの幅が大きく広がっています。DOSのゲームに加えて、AmigaやCommodore 64(C64)のゲームも対象となっており、ブラウザー向けのゲームエンジンやエミュレーターを通じて実行できる仕組みです。
●公式サイト
https://wadcmd.com/
●公式ヘルプ
https://wadcmd.com/help
無料の『Freedoom』から始められるゲームライブラリー
『WAD Commander 2.0』には、ゲームをまとめて管理できる「Library」が用意されています。公式ヘルプによると、初めて利用する場合は無料ゲームの『Freedoom』などを選び、「Add game」で追加した後に「Start game」を選択することでプレイを始められるとのこと。追加したゲームは「Home」にも表示され、次回から起動しやすくなっています。
すでに所有している対応ゲームについては、インストール済みのフォルダーやWADファイル、ZIP/RAR形式のアーカイブなどを取り込むことができます。SteamやGOGで購入したゲームも、対応するものであればインストール先のフォルダーから取り込む方式です。ただし、商用ゲームそのものが無料で付属するわけではなく、必要なゲームデータは各自で用意する必要があります。
公式の互換性リストには『Quake』や『Prince of Persia』なども掲載されており、DOS向けにはDOSBox Staging、Amiga向けにはvAmiga、C64向けにはVirtualC64を利用することが案内されています。一方で、ゲームの種類やバージョン、ファイル形式によっては動作に条件があるため、手持ちのタイトルが対応しているかどうかは事前に確認しておきたいところです。

Mod管理やマルチプレイ、オフライン利用にも対応
ゲームの起動だけでなく、Modの管理機能も充実しています。対応するModや拡張データを取り込み、読み込む順番を調整したうえで、組み合わせをひとつのセットアップとして保存することが可能です。このほか、キーボードやゲームパッドによる操作、セーブデータの管理、スクリーンショットの撮影、対応ゲームのリプレイ機能なども用意されています。
気になる利用料金については、公式ヘルプによると、ゲームの追加やローカルでのプレイはアカウント登録・有料会員登録なしで利用できます。公開マルチプレイルームも無料ですが、非公開ルームの主催やクラウド同期などは有料会員サービス『WADCMD+』向けの機能となっています。

また、ホーム画面に追加してウェブアプリのように利用できるほか、対応ゲームではオフラインでのプレイも可能です。ただし、事前にゲーム本体と必要なエンジンをダウンロードし、オフライン利用の準備を済ませておく必要があります。新しいゲームのダウンロードやマルチプレイ、クラウド同期にはインターネット接続が必要です。
複数のレトロPCゲームをひとつのブラウザー環境で管理できるのは、なかなか便利そうな仕組みです。なお、当サイトでは個々のゲームの実動作までは検証していないため、詳しい対応状況や必要なファイルについては公式ヘルプの互換性リストを参照してください。




















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