2画面Android携帯機の下画面がさらに便利に! ゲーム管理やプレイ時間表示に対応した「Socket 0.8.0」公開

2画面Android携帯機の下画面がさらに便利に! ゲーム管理やプレイ時間表示に対応した「Socket 0.8.0」公開

Android向けゲーム管理フロントエンド「Socket」を開発するDepmot氏が、2026年10月18日にバージョン0.8.0を公開しました。今回のアップデートでは、AYN Thorなどの2画面Android携帯ゲーム機向けの機能が拡充され、下画面を利用したアプリ管理やプレイ中の経過時間表示などが可能になっています。

また、ゲームのプレイ時間を記録する機能や、コントローラーで操作できる画面内キーボードなども追加されています。なお、現在公開されているのはPatreonの有料支援者向けのアルファ版で、無料の一般公開時期は未定です。

●Socket 0.8.0 Released!(Patreon)
https://www.patreon.com/SocketLauncher/posts/socket-0-8-0-172694519

カートリッジやディスクを眺めながらゲームを選べる「Socket」

「Socket」は、Android携帯ゲーム機などで利用できるゲーム管理用のフロントエンドです。フロントエンドとは、端末にインストールしたゲームやエミュレーターを一覧で管理し、好みのタイトルを簡単に起動できるようにするアプリのことです。

本アプリの大きな特徴は、レトロゲームのカートリッジやディスクなどの画像を中心にしたインターフェースです。一般的なゲーム一覧とは異なり、実物のゲームソフトをコレクションしているような感覚でタイトルを選ぶことができます。

また、カートリッジにステッカーを貼ったり、ディスクをホログラム風にしたりといったカスタマイズにも対応しています。ゲームソフトの見た目にもこだわりたい人にとっては、ライブラリを眺めること自体も楽しめるアプリといえるでしょう。

ただし、Socket自体にゲームのエミュレーション機能が搭載されているわけではありません。あくまでも、別途用意したゲームやエミュレーターを管理・起動するためのツールです。

2画面端末の下画面でアプリ管理やタイマー表示が可能に

今回のバージョン0.8.0で大きく進化したのが、2画面Android携帯ゲーム機向けの機能です。AYN Thorなどを想定したもので、下画面を利用して様々な操作が行えるようになっています。

具体的には、下画面にインストール済みのアプリを表示し、ピン留めやSocket内のAndroidプラットフォームへの追加、アプリ情報の確認、アンインストールなどが可能になりました。

また、ゲームの実行中には、下画面に暗くした静止画像と経過時間を示すタイマーを表示することもできます。ゲームをプレイしている最中も、もう一方の画面で経過時間を確認できるというわけです。

さらに、設定には「Single Screen Mode」も用意されており、1画面での表示に切り替えることもできます。

これまでもSocketの2画面対応については開発者から紹介されてきましたが、今回のアップデートでは、単に2枚の画面を利用するだけでなく、下画面に具体的な役割を持たせる機能が充実しています。

プレイ時間の記録やコントローラー対応キーボードも追加

2画面対応以外にも、バージョン0.8.0ではゲームライブラリの管理や操作性に関する改良が行われています。

そのひとつが、ゲームのプレイ時間を記録する機能です。記録された時間はゲームタイトルの下や詳細情報画面で確認できるようになっており、どのゲームをどれだけ遊んだのかを把握しやすくなっています。

また、Androidの使用状況へのアクセス権限を利用する「Precise Playtime」という設定も追加されました。こちらはプレイ時間をより正確に取得するための機能ですが、利用するには端末側で権限を許可する必要があります。

ゲーム一覧の並べ替え機能も強化され、タイトル順に加えて、よく遊ぶゲーム順、最近プレイした順、最近追加した順などを選べるようになっています。これらの設定はプラットフォームごとに変更可能です。

さらに、新たに追加された画面内キーボードは、Dパッドやアナログスティック、タッチ操作に対応しています。コントローラーのBボタンで文字を削除したり、Xボタンで大文字入力に切り替えたりするほか、L/Rボタンなどでカーソルを移動することもできます。従来のAndroid標準キーボードを利用する設定も用意されています。

このほか、ランダムにゲームを選ぶボタンや、タイトルの頭文字を使って一覧内を移動する機能、操作時の触覚フィードバックなども追加されました。コントローラーのA/Bボタンの配置を確認する処理も改善され、端末によるボタン配置の違いに対応しやすくなっています。

動作面でも最適化が進められています。開発者によると、処理の見直しやフリーズの修正によって、性能が低いモデルのKONKR Pocket AdvanceでもSocketの表示が安定して60fpsで動作するようになったとのことです。また、端末の省電力モードによってCPU性能が制限されている場合には、警告を表示する機能も追加されています。

現在はPatreon支援者向けのアルファ版として公開中

「Socket 0.8.0」は、現在Patreonの有料支援者向けに公開されています。開発者は今回のバージョンについて、まだアルファ版の段階であり、今後仕様が変更される可能性があると説明しています。

海外メディアではAYN ThorやRetroid Pocket Duoといった2画面Android携帯ゲーム機が対象として紹介されていますが、すべての機種での動作が保証されているわけではありません。

無料で利用できる一般公開版についても、現時点で具体的なリリース日は発表されていません。

2画面Android携帯ゲーム機では、ゲームをどのように表示するかだけでなく、もう一方の画面をいかに活用するかも使い勝手を左右するポイントです。今回のSocketのアップデートは、ゲームライブラリの管理やプレイ時間の確認といった役割を下画面に持たせることで、2画面端末ならではの使い方を広げるものとなっています。

via.Retro Dodo、Retro Handhelds

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