PlayStation 3(PS3)でドリームキャストのゲームを動かす、非公式エミュレーターの開発が進められています。
Redditの「r/ps3homebrew」にて、ユーザーのu/Yayo1990氏が2026年10月14日、開発中のエミュレーターの動作状況を公開しました。投稿にはドリームキャスト版『ソニックアドベンチャー』のゲーム画面も掲載されており、PS3でセガのかつてのゲーム機を再現するというユニークな取り組みが注目を集めています。
ただし、現時点では開発途中の段階であり、エミュレーター自体は一般公開されていません。動作状況についても、開発者による報告が中心となっています。
『ソニックアドベンチャー』や『ソウルキャリバー』の動作を報告
開発者のu/Yayo1990氏によると、このエミュレーターは2026年9月ごろから開発を進めているもので、現在は多くのゲームを起動できる段階まで進んでいるそうです。また、グラフィックの不具合が発生することなく、良好な速度で動作するタイトルもあると説明しています。
今回公開された画像には、ドリームキャスト版『ソニックアドベンチャー』の画面が映し出されています。さらに、『ソウルキャリバー』が動くのかという質問に対しても、開発者は動作すると回答しています。
このほか、投稿では『燃えろ!ジャスティス学園』(海外名:Project Justice)や『ファンタシースターオンライン』にも言及しています。ただし、これらのタイトルについて、どの程度快適にプレイできるのかといった詳しい情報は明らかになっていません。
ディスクイメージを利用してゲームを起動
ゲームの起動方法についても、Redditのコメント欄で説明しています。
ドリームキャストのディスクをPS3に直接挿入するのではなく、あらかじめ用意したディスクイメージを利用する仕組みです。開発者は対応形式として「CDI」「GDI」「CDH」の3種類を挙げています。
ただし、最後の「CDH」については、ドリームキャストのエミュレーターなどで一般的に利用されている「CHD」と表記が異なっています。誤記なのかどうかは不明で、正確な対応形式については今後の発表を待つ必要があります。
なお、開発者は制作にあたってAIの支援を利用したことも明かしています。それに加えて、ドリームキャストのハードウェアに詳しい人物から技術的な協力も得ているそうです。
エミュレーターの名称は「NotDC」に。10月末の公開を目指す
このエミュレーターについては、PS3のHomebrew関連情報を扱う「PSX-Place」でも開発状況が報告されています。
同サイトでは、エミュレーターの名称を「NotDC」に変更したことが明らかにされています。開発のベースにはWii向けのエミュレーターが利用されており、その後、MinicastやReicastなどの改良も取り込まれているとのことです。
また、『ソニックアドベンチャー』や『クレイジータクシー』について、パフォーマンスの改善が進んでいることも報告されています。一方で、『シェンムー』や『ジェットセットラジオ』など、処理負荷の高いゲームについては、最適化が進むまでテストを控えているそうです。
気になる公開時期については、Redditでは2026年10月末を目標としていると説明しています。完成後はPSX-Placeで公開する予定ですが、同サイトの進捗報告では公開時期は未定とも述べており、正式な日程が決まったわけではありません。
現時点では一般ユーザーがダウンロードして試せる状態ではなく、PS3側で必要となる動作環境や、ゲームごとの互換性なども詳しくは明らかになっていません。
それでも、すでに発売から長い年月が経過したPS3で、さらに古いドリームキャストのゲームを動かそうという試みは、なかなか興味深いものがあります。今後、どこまで対応タイトルが増え、実際に快適なプレイが可能になるのか、引き続き注目したいところです。
via.PSX-Place















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