米国のゲーム業界団体Entertainment Software Association(ESA)は、2026年10月7日付の米国通商代表部(USTR)への提出文書で、Anbernicの公式販売サイト「Anbernic.com」を、海賊版などに関する年次報告書「Notorious Markets List」への掲載候補として挙げました。
ESAが問題視しているのは、無許諾のゲームを収録したメモリーカードとともに携帯ゲーム機が販売されているという点です。ただし、今回確認できたのは業界団体による申し立てであり、米国政府がAnbernic製品の輸入禁止を決めたという発表ではありません。
●ESAの2026年10月7日付提出文書(PDF・TorrentFreak掲載コピー)
https://torrentfreak.com/images/esa-notorious-markets-2026.pdf
●USTR「2026 Review of Notorious Markets for Counterfeiting and Piracy: Comment Request」
https://www.federalregister.gov/documents/2026/08/26/2026-17351/2026-review-of-notorious-markets-for-counterfeiting-and-piracy-comment-request
ANBERNICは、Entertainment Software Association (ESA)が米国通商代表部に、「超高品質な偽物」がゲーム業界に損害を与えている可能性があると通告し、大規模な海賊版ゲームの輸入に関して同社を調査対象として名指しした後、トラブルに陥る可能性がある。
ゲームを収録した状態での販売が焦点
ESAは、Anbernicの製品について、加盟企業のゲームを無許諾で数百~数千本収録したメモリーカード付きで販売・出荷されていると主張しています。
2026年のUSTRの募集では、高品質な偽造品を指す「superfakes」が重点テーマになっています。ESAはこの枠組みに、無許諾ゲーム入りの据え置き型・携帯型ゲーム機も位置付けるよう求めています。
その論点は、外観や販売形態が一般的な家電製品に見えても、収録ゲームが正規に許諾されたものとは限らないということです。ESAは、こうした販売が正規のゲームや復刻商品などの市場に影響すると主張し、記録媒体の検査や、収録ゲームの許諾を販売者に確認させる対応などを求めています。
輸入禁止や違法認定が決まった段階ではありません
Notorious Markets Listは、海賊版や偽造品の大規模な流通に関与していると報告されたオンライン・実店舗の市場を取り上げるものです。USTRは公式の募集要項で、このリスト自体が法令違反の認定を示すものではないと説明しています。
2026年版の通常の意見募集は10月7日に締め切られましたが、反論や追加情報の提出期限は米東部時間10月21日です。10月14日現在、今回確認した資料からは、ANBERNICの掲載決定や、それに伴う販売・輸入禁止の決定は確認できません。
今回のニュースで押さえておきたいのは、ESAが無許諾ゲームの同梱販売を問題として挙げ、ANBERNICを名指ししたことです。今後の掲載判断や具体的な措置については、USTRなどによる発表を確認する必要があります。















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