『Def Jam: Fight for NY』の非公式Mac移植が導入しやすく! 専用セットアップアプリとHDテクスチャに対応

『Def Jam: Fight for NY』の非公式Mac移植が導入しやすく! 専用セットアップアプリとHDテクスチャに対応

初代Xbox向けに発売された格闘ゲーム『Def Jam: Fight for NY』を、現代のPC環境で動作させる非公式プロジェクト「DefJamFFNY-recomp」の最新バージョンv0.6.1が、2026年10月10日に公開されました。

今回のアップデートでは、Apple Silicon搭載Mac向けの専用セットアップアプリが追加され、ゲームの導入がより簡単になりました。さらに、MacでもオプションのHDテクスチャを利用できるようになっています。

本プロジェクトはv0.5.0からApple Silicon搭載Macでの動作に対応していましたが、これまではゲームを動かすために複数のツールを使用した手動のビルド作業が必要でした。今回の更新によって、そうした手間が大幅に軽減されています。

●DefJamFFNY-recomp v0.6.1(GitHub)
https://github.com/vyanhursky/DefJamFFNY-recomp/releases/tag/v0.6.1

●DefJamFFNY-recomp プロジェクトページ
https://github.com/vyanhursky/DefJamFFNY-recomp

専用セットアップアプリで導入がより簡単に!

今回新たに追加されたのが、Apple Silicon搭載Mac向けの「DefJamSetup-0.6.1-macos-arm64.dmg」です。

このディスクイメージに含まれる「Def Jam Setup」を使用することで、ゲームデータの指定からインストール先の選択、ゲームの生成、起動までを画面上で進められるようになりました。

具体的には、初代Xbox版のディスクイメージ(ISO/XISO)や展開済みデータを指定し、インストール先とデータ保存先を選択することで、Mac上でゲームを生成する仕組みです。インストール後の修復や、デスクトップへのショートカット作成にも対応しています。

また、必要なツール類はセットアップアプリ側に用意されているため、基本的にはTerminalやHomebrew、CMake、Pythonなどをユーザー自身で個別に導入・操作する必要はありません。

ただし、Apple純正の「Xcode Command Line Tools」がインストールされていない場合は、別途導入が必要です。

MacでもHDテクスチャが利用可能に!

もうひとつの大きな変更点が、MacでのHDテクスチャ対応です。

ひとつ前のv0.6.0ではWindows向けにHDテクスチャ機能が追加されましたが、今回のv0.6.1ではMacでも同様のテクスチャを表示できるようになりました。

この機能は、ユーザーが用意したゲームデータをもとに高解像度のテクスチャを生成するもので、オリジナルのグラフィックをより鮮明に表示することを目的としています。

開発者は18,971枚の画像を含むHDテクスチャパックを使用し、タイトル画面やメニュー、対戦シーンなどで表示を確認しています。

なお、HDテクスチャはオプション機能であり、使用しなくてもゲームを導入できます。HDテクスチャパックだけで約6.2GBの容量があるため、利用する場合はストレージの空き容量にも注意が必要です。

また、v0.6.1時点のMac版では、HDテクスチャの有効・無効を切り替える際に設定ファイル「settings.ini」を編集する必要があります。

ゲーム本体は付属せず。動作確認はmacOS 26で実施

注意したいのは、今回公開されたセットアップアプリにゲーム本体が含まれていないことです。

本プロジェクトでは、対応する米国版の初代Xbox用『Def Jam: Fight for NY』から用意したゲームデータをもとに、ユーザー自身のMac上でゲームを生成する方式が採用されています。ゲームデータや完成済みの実行ファイルが配布されているわけではありません。

また、対応するのは指定された米国版Xboxのゲームデータであり、PlayStation 2版やゲームキューブ版のデータは利用できません。

開発者による動作確認はApple Silicon搭載MacのmacOS 26環境で実施されており、タイトル画面やメニュー、対戦シーンなどの動作が確認されています。

一方、macOS 26より前のバージョンや、初期状態のMacでのセットアップ、性能の低いMacでHDテクスチャを読み込んだ際の挙動などについては、十分な検証が行われていません。

さらに、セットアップアプリには開発者署名が付いていないため、初回起動時にmacOSのセキュリティ機能によって警告が表示される場合があります。

現時点ではゲーム全編の動作が保証されているわけではありませんが、専用セットアップアプリの追加によって、これまで導入のハードルが高かったMacユーザーにとっても試しやすい環境が整いつつあります。

なお、本プロジェクトはElectronic Artsなどとは関係のない非公式のファンプロジェクトです。

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