初代『スタークラフト』をワイド画面で楽しめる非公式MOD「Age of Darkness 1.0」が公開!CPUとチームを組んで対戦や解像度変更や追加キャンペーンにも対応

初代『スタークラフト』をワイド画面で楽しめる非公式MOD「Age of Darkness 1.0」が公開!CPUとチームを組んで対戦や解像度変更や追加キャンペーンにも対応

1998年に発売された名作リアルタイムストラテジー『StarCraft(スタークラフト)』を改良する非公式MOD「Ultimate StarCraft: Age of Darkness」のバージョン1.0が、2026年10月10日に公開されました。

本作は、初代『スタークラフト』と拡張パック『StarCraft: Brood War』をベースに、グラフィックやゲームバランス、操作性などを改善するプロジェクトです。

今回公開されたバージョン1.0では、ワイド画面表示や解像度変更機能が導入されたほか、シングルプレイでのチーム戦、ゲーム速度の選択などが可能になったと発表されています。また、ファンが制作した4本のカスタムキャンペーンも収録されています。

●Ultimate StarCraft: Age of Darkness 1.0 with HD system(ModDB)
https://www.moddb.com/mods/ultimate-starcraft-age-of-darkness/downloads/ultimate-starcraft-age-of-darkness-10-with-hd-system

ワイド画面対応に加えてゲームの遊びやすさも向上

「Ultimate StarCraft: Age of Darkness」は、開発者のNimostar氏が手掛けている非公式MODです。

対象となっているのは、初代『スタークラフト』のバージョン1.16.1で、オリジナルの雰囲気を維持しながら、ゲームをより快適に楽しめるようにすることを目指しています。

今回のバージョン1.0で注目したいのが、画面解像度を自由に変更できる機能です。

開発者の説明によると、ゲーム中にテンキーの「+」「-」を押すことで解像度を切り替えられるほか、「ResSettings.ini」を編集すれば、最大10種類の解像度を設定できます。

この機能は、過去に登場した「Insect Loader」の仕組みを改良し、ゲーム本体から直接利用できるようにしたものです。ただし、マウスホイールによる直接的なズーム操作には現時点で対応していません。

また、従来はマルチプレイのゲームを作成する必要があった、コンピューターを交えたチーム戦もシングルプレイモードから利用できるようになりました。ゲーム速度の選択機能も追加されたとしています。

グラフィックやゲームバランスにもさまざまな改良

本MODでは、以前のバージョンからゲーム内容にも数多くの変更が加えられています。

たとえば、プロトスやザーグの建造物に生産・作業中のアニメーションを追加したほか、ユニットや建物の表示、攻撃エフェクト、ゲーム内の説明文なども改善されています。

なかでも興味深いのが、開発中の『スタークラフト』で使われていた、一部ユニットの17方向のグラフィックを復元していることです。製品版では8方向に整理されていた表現を取り入れることで、当時の開発段階の要素を再現しています。

また、ゲームバランスにも調整が施されています。たとえば、ワーカーユニットの攻撃に範囲ダメージを持たせることで、ユニットを重ね合わせる戦術を使いにくくするなど、従来のゲームとは異なる駆け引きも盛り込まれています。

こうした変更は、オリジナルの『スタークラフト』が持つゲーム性を維持しながら、あまり使われていなかったユニットや能力にも活躍の機会を与えることを目的としています。

さらに今回の配布版には、4本のファン制作カスタムキャンペーンも収録されています。ただし、これらはNimostar氏自身が新たに制作したものではなく、既存のコミュニティ作品を調整して収録したものです。

開発者によれば、一部キャンペーンにはクラッシュを防ぐための修正やマップの不具合修正も施されています。

リマスター版には非対応。日本語対応も現時点では未確認

「Ultimate StarCraft: Age of Darkness 1.0」は、MOD配布サイトのModDBから入手できます。

開発者によれば、配布版は単体で起動できるポータブル形式となっており、CDを用意する必要もないとしています。また、元のゲームデータを上書きしない構成になっています。

ただし、本MODが対象としているのは旧バージョン1.16.1であり、『StarCraft: Remastered』には対応していません。

なお、本MODは英語版『スタークラフト』のバージョン1.16.1をベースに開発されており、国内で発売された『スタークラフト完全日本語版』(いわゆるソースネクスト版)には対応していません。ただし、開発者によれば単体で起動できる構成となっているため、ゲーム本体を別途インストールする必要はありません。

なお、Blizzard Entertainmentは初代『スタークラフト』と『Brood War』を公式に無料配布していますが、今回のMODに含まれるファイルの再配布許諾については確認できていません。MOD本体も独立した安全性・動作検証は行っていないため、導入にあたっては配布内容を十分に確認してください。

オリジナルの『スタークラフト』を再び遊んでみたい人にとって、さまざまな新機能や改善を加えた本MODは、興味深いプロジェクトといえそうです。

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