Xbox 360版『Dragon Ball Z: Budokai 3 HD Collection』をPC向けに移植する非公式プロジェクト「DBZ Budokai 3 HD Collection」の最新版となるv1.4.2.3が、2026年10月7日に公開されました。
今回のアップデートではMOD関連の機能が大幅に改善されており、ゲーム中から取り出したテクスチャをPNGで編集したり、MODのZIPファイルをランチャーへドラッグ&ドロップしたりするだけで導入できるようになっています。
●DBZ Budokai 3 HD Collection Releases(GitHub)
https://github.com/novapowers0/DBZ-Budokai-3-HD-Collection/releases
●DBZ Budokai 3 HD Collection(GitHub)
https://github.com/novapowers0/DBZ-Budokai-3-HD-Collection
Xbox 360版をPC向けにネイティブ移植
「DBZ Budokai 3 HD Collection」は、Xbox 360版『Dragon Ball Z: Budokai 3 HD Collection』のPowerPCコードを「ReXGlue SDK」を利用して静的再コンパイルし、Windows/Linux向けに動作させるプロジェクトです。
一般的なXbox 360エミュレーター上でゲームを動かしているわけではなく、再コンパイルされたコードをPC上で直接実行するネイティブ移植となっています。独自のランチャーやMODシステムも搭載されています。
ゲーム中のテクスチャをPNG化してそのまま編集可能に
v1.4.2.3で大きく改善されたのが、テクスチャMODの作成環境です。
ランチャーから「Capture textures while playing」を有効にしてゲームをプレイし、「Prepare PNGs」を実行すると、キャプチャしたテクスチャをPNG形式で編集できるようになります。
あとはファイル名を変更せずに画像編集ソフトなどで加工し、「My texture pack」へ保存するだけです。作成したテクスチャは自動的にゲームへ適用されます。
元のテクスチャより大きな画像を使った高解像度化にも対応しており、最大4倍サイズまで利用できます。
これまでMOD制作というと専用ツールやファイル変換などの知識が必要になるイメージがありましたが、PNG画像を直接編集できるため、オリジナル衣装や高解像度テクスチャなどもかなり作りやすくなっています。
MODはZIPをランチャーにドラッグするだけ
MODのインストール方法も簡略化されています。
配布されているMODのZIPファイルをランチャーのウィンドウへドラッグ&ドロップすると、そのままインストールできます。編集済みのPNGファイルをドロップした場合は、「My texture pack」へ追加される仕組みです。
さらにランチャー側でMODの構成をチェックする機能も追加されました。
空のMODや、本来不要なフォルダーがひとつ余分に入っているMOD、必要なファイルが欠落しているMOD、ゲーム側で認識できない名前やサイズのテクスチャなどを検出し、黄色の警告として原因を表示してくれます。
余分なフォルダー階層については修正用のボタンも用意されており、導入したMODが動かないときの原因を探しやすくなっています。
Modding KitはPythonの別途インストールが不要に
キャラクターなどの作成に使用する「Modding Kit」も更新されています。
最新版ではPython環境に加えてnumpy、Pillow、scipyなどがKit内に同梱されるようになり、ユーザーが別途Pythonをインストールしたり、必要なライブラリーをセットアップしたりする必要がなくなりました。
MOD制作に必要な環境をひとまとめにすることで、導入時のハードルを下げた形です。
DLSS/FSR 3や『Shin Budokai』キャラクター取り込みにも対応
直前の1.4.2系アップデートでは、NVIDIA DLSSとAMD FSR 3へのBeta対応も追加されています。
さらにModding Kitには、『Dragon Ball Z: Shin Budokai』や『Dragon Ball Z: Shin Budokai – Another Road』から、所有しているゲームデータを利用してキャラクターを取り込むためのインポーターも追加されています。
技やボイス、変身などを含めてBudokai 3向けに変換できるほか、必殺技のカメラを編集するCamera Studioなども用意されています。
v1.4.2.3ではこうしたキャラクター移植機能にも修正が入り、音声が再生されなかった一部の掛け声や、一部の気弾系必殺技などが改善されています。
一方で、新規キャラクターでは気のオーラが表示されないなどの既知の問題が残っています。またDLSS/FSR 3についても、引き続きBeta扱いとなっています。
ゲーム本体は付属せず、MOD利用には展開済みデータが必要
「DBZ Budokai 3 HD Collection」の配布ファイルにはゲーム本体のデータは含まれていません。プレイするには、自身が合法的に所有しているゲームからデータを用意する必要があります。
ISOファイルを配置してそのまま起動する方法も用意されていますが、MODや追加キャラクターを利用する場合はゲームデータをフォルダーへ展開した状態で使用する必要があります。
なお、本プロジェクトは非公式・非商用のもので、Bandai Namcoや集英社、東映アニメーションなどの権利者による公式PC版ではありません。
今回のアップデートではゲームそのものの機能追加以上に、テクスチャをPNGで直接扱えるようにしたり、ZIPをドラッグするだけでMODを導入できるようにしたりと、MODを「使う」「作る」ためのハードルを大きく下げているところが特徴です。















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