RG DS Plusが“ポケモンバンク”に!?「ROCKNIXDS 1.6」公開。世代をまたぐ保存・Wi-Fi交換に対応

RG DS Plusが“ポケモンバンク”に!?「ROCKNIXDS 1.6」公開。世代をまたぐ保存・Wi-Fi交換に対応

Anbernic RG DS向けのカスタム環境「ROCKNIXDS」の最新版「ROCKNIXDS 1.6 for the RG DS Plus」が、2026年10月7日に公開されました。

今回のアップデートでは、3D描画をより高精細にする「3倍内部解像度」が追加されていますが、それ以上に注目したいのが、新たに登場した「ROCKNIXDS Bank & Trade」です。

これは『ポケットモンスター』シリーズのセーブデータからポケモンを読み込み、独自のバンクへ保存したり、別のゲームへ移動したりできる非公式ツールです。さらに、2台の端末を利用したWi-Fi交換にも対応しており、RG DS/RG DS Plusを“ポケモンバンク&交換機”のように利用できるようになっています。

なお、「ROCKNIXDS Bank & Trade」はROCKNIXDS本体とは別にインストールする必要があります。

●ROCKNIXDS Releases
https://github.com/JorreFog/ROCKNIXDS/releases

40ボックスの独自バンクにポケモンを保存

「ROCKNIXDS Bank & Trade」では、DraStic、melonDS、RetroArchで利用しているゲームのセーブデータを読み込むことができます。

読み込んだポケモンは、Bank & Trade側に用意された40ボックスの独自バンクへ保存可能です。ここを経由することで、異なるゲーム間でポケモンを移動できます。

世代をまたいだ移動にも対応しており、「パルパーク(Pal Park)」や「ポケシフター(Poké Transfer)」と同じように、新しい世代へポケモンを送ることができます。

ただし、移動できるのは上位世代への一方向のみです。新しい世代へ移動したポケモンを、再び古い世代へ戻すことはできません。

PKHeX.Coreでポケモンの合法性もチェック

Bank & Tradeには「PKHeX.Core」が組み込まれており、保存されているポケモンの合法性チェックも行えます。

ゲーム内で本来入手できる範囲のデータになっているかなどをPKHeXの解析機能で確認できるため、複数タイトル間でポケモンを管理するときにも役立ちそうです。

もちろん、これは任天堂や株式会社ポケモンが提供している公式サービスではなく、ROCKNIXDS側で開発された非公式機能です。

2台のRG DSを使ったWi-Fi交換にも対応

さらに面白いのが、2台の端末を使ったWi-Fi交換機能です。

同じネットワークに接続された端末同士で交換でき、ネットワーク上の端末から確認できる公開ロビーのほか、コードを使って参加するプライベートルームも利用できます。

交換によって進化するポケモンについては、相手側へ到着したタイミングで交換進化も発生します。

開発者はRG DS Plus上で『ポケットモンスター ブラック2』と『ポケットモンスター ハートゴールド』のほか、各世代用に生成したセーブデータを利用して動作を確認しています。また、2つのインスタンス間でWi-Fi交換のテストも行われています。

3D描画を高精細化する「3倍内部解像度」も追加

「ROCKNIXDS 1.6」では、Gengis Engineに新たな「3倍内部解像度」も追加されました。

これはニンテンドーDSゲームの3D部分を本来の3倍の内部解像度で描画したうえで、RG DS Plusの表示サイズへ縮小する機能です。ポリゴンの輪郭をより滑らかに表示できるのが特徴で、設定から「3D resolution:3x」を選択することで利用できます。

そのぶんCPUへの負荷は増加するため、基本的にはPerformanceプロファイルで動作します。

開発者によるテストビルドでは、RG DS Plusで『ポケットモンスター ハートゴールド』をプレイした際、歩行中に60fpsを維持できたとされています。ただし、これは特定のタイトルと環境で行われたテスト結果であり、すべてのゲームで同様のパフォーマンスが保証されるものではありません。

現時点で「ROCKNIXDS 1.6」本体はRG DS Plus版のみ

注意しておきたいのが、「ROCKNIXDS 1.6」本体の対応状況です。

今回公開された「v1.6-plus」はRG DS Plus向けで、通常のRG DS向け1.6については後日公開予定とされています。それまでは、非Plusモデルでは「ROCKNIXDS 1.5.12」が案内されています。

一方、「ROCKNIXDS Bank & Trade」自体はRG DSとRG DS Plus向けとして公開されており、1.6本体とは別にインストールする仕組みになっています。

当サイトでは10月6日に「ROCKNIXDS 1.5.13 Beta」で追加された新しいゲーム中メニューについて紹介しました。こちらではタッチ操作に対応したメニューや、画像付きの8個のセーブスロットなどが大きな変更点となっていました。

そこからわずか1日で登場した今回の1.6では、さらにポケモンの保存・世代間移動・Wi-Fi交換という、これまでとはかなり方向性の異なる機能が加わったことになります。

特に複数世代の『ポケットモンスター』をエミュレーターで遊んでいる人にとっては、それぞれのセーブデータを独立して管理するだけではなく、RG DS/RG DS Plusそのものをポケモンの保管・移動・交換に利用できるようになる、なかなかユニークな追加機能といえそうです。

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