N64版『ゴールデンアイ 007』を三人称視点で遊ぶ『GoldenEye 007 Plus』が登場。3ステージで動作映像を披露

N64版『ゴールデンアイ 007』を三人称視点で遊ぶ『GoldenEye 007 Plus』が登場。3ステージで動作映像を披露

2026年9月23日、NINTENDO64向けに発売された『ゴールデンアイ 007(GoldenEye 007)』を三人称視点でプレイする映像が公開されました。

今回映像が披露されたのは、N64版『ゴールデンアイ 007』のデコンパイル済みソースをベースに開発されているコミュニティMOD「GoldenEye 007 Plus」です。オリジナルでは一人称視点のFPSとして作られていた本作を、ボンドの背後から眺める三人称視点でプレイするという、見た目の印象が大きく変わる内容となっています。

●GoldenEye 007 Plus公式GitHub
https://github.com/Joshua-1248/GoldenEye-007-Plus

おなじみのステージをボンドの背後からプレイ

公開された映像では、「Silo」「Bunker I」「Surface I」の3ステージを三人称視点でプレイする様子が確認できます。

銃を構えて敵と戦うボンド自身の姿が常に画面内に表示されるため、同じステージやゲームシステムでありながら、オリジナル版とはかなり違った雰囲気です。1997年に発売された『ゴールデンアイ 007』を遊び込んだ人ほど、新鮮に感じられるのではないでしょうか。

もっとも、今回披露された三人称視点機能が完成版として正式リリースされたというわけではありません。映像でもキャラクターアニメーションには開発途中の部分が残っていることが示されており、現時点ではWIPの機能として見ておくのがよさそうです。

デコンパイル済みソースから生まれた「GoldenEye 007 Plus」

GoldenEye 007 Plusは、『ゴールデンアイ 007』の完全デコンパイル済みソースをベースに、さまざまな改良や機能追加を行っているコミュニティMODです。

現在公開されているR22開発版では、パフォーマンスやロード時間の最適化をはじめ、最大4人での協力プレイを想定したアーキテクチャ、マルチプレイマップやメニューの拡張、各種オプション追加など、幅広い改良が進められています。

このほかにも、ヒット時の硬直やノックバックを無効化する設定、ダメージ時の画面表示や照準などのカスタマイズ、Rapid FireやNo Reloadを含むチート機能の拡張など、オリジナル版をベースに遊びやすさを高めるさまざまな機能が追加されています。

デコンパイル100パーセント到達から早くも具体的な成果が登場

当サイトでは2026年8月18日、N64版『ゴールデンアイ 007』のデコンパイルが100パーセントに到達したことを紹介しました。

N64版『ゴールデンアイ 007』のデコンパイルがついに100パーセント到達

デコンパイルによってゲームのプログラムを扱いやすいソースコードとして再構築できるようになることで、バグ修正や機能拡張、新たなゲームモードの追加といった展開が期待できます。当時の記事でも、こうしたMODなどへの発展可能性について触れていました。

それから約1カ月。今回披露されたGoldenEye 007 Plusの三人称視点は、デコンパイルされたソースを利用することで、オリジナル版をどこまで変化させられるのかを分かりやすく示す例のひとつといえそうです。

単純な高解像度化やエミュレーター側の機能追加とは異なり、ゲームそのものに手を加えて新しい遊び方を作り出しているところも、このプロジェクトの興味深いポイントです。

ビルドには正規のNTSC-U版ROMが必要

GoldenEye 007 PlusのGitHubリポジトリで公開されているのは、ソースコードやプロジェクト関連のデータです。製品版『ゴールデンアイ 007』のROMそのものが配布されているわけではありません。

実際にビルドする場合は、正規に入手した未改変のNTSC-U版ROMをユーザー自身で用意し、「baserom.u.z64」というファイル名で配置する必要があります。ビルド時にはそこから必要な製品版アセットを抽出する仕組みとなっています。

三人称視点だけでなく、最大4人協力プレイを含むさまざまな拡張が進められているGoldenEye 007 Plus。完全デコンパイルをきっかけに、今後『ゴールデンアイ 007』からどのような新しい遊び方が生まれてくるのか、引き続き注目したいところです。

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